写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

とことん青空

2004年12月28日 | 季節・自然・植物
 今日は、今年最後のテニスの日だった。

 この一年、よくもまあやったものだ。毎週火曜はOBと、土曜はOB・現役入り乱れての、午前中3時間の死闘であった。

 勝っても負けても報酬は同じ。身体と心の健康、それと明日への活力を頂ける。これがあるから一週間にメリハリが出来る。

 皆の都合が付かず、3人しか来ない日もあった。変則で、シングルス・ダブルスと名付けた変な試合で汗をかいた。

 極め付きは、2人しか来ない日があったことだ。さすがに、2時間もやるとくたくたになり、無言で別れ家路に着いた。

 「とことんテニス」と銘打って、一日中監禁されてプレーしたこともあった。日ごろ体力を温存している分、OBの方が優勢な感がしないでもなかった。

 今日、遊び収めの手締めをして空を仰ぐと、雲ひとつない冬暖かな青空が、毛の薄い頭の上いっぱいに広がっていた。
   (写真は、色紙ではなく青空)