写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

ほれ直し

2009年09月05日 | 生活・ニュース
 日経新聞の日曜版(5日)に「夫婦がほれ直すとき」というインターネットでの調査結果が出ていた。「夫と妻が相手にほれ直す10項目のランキングが載っている。
 まず、妻が夫にほれ直すベスト3は、1.感謝の気持ちを言葉や態度で表してくれる。2.体調が悪い時に気遣ってくれる。3.言葉や行動で愛情表現をしてくれる。
 次に夫が妻にほれ直すのは、1.おいしい料理を作ってくれる。2.体調が悪い時に気遣ってくれる。3.感謝の気持ちを言葉や態度で表してくれる、となっている。
 順位の違いはあるものの妻夫共にベスト3の中に、感謝の気持ちの表明と、体調が悪いときの気遣いの2つが入っている。
 夫婦は連れ添った期間が長ければ、以心伝心で全て分かってくれていると思いがちだが、そうであっても感謝の気持ちを「言葉や態度」で表現してほしいという。
 私も他人がやってくれたら、満面の笑みを浮かべて何度も頭をさげてお礼の言葉を述べるところを、奥さんがやってくれたときには、やってくれることが当たり前のような顔をして、どちらかというと、むしろ不機嫌そうな顔をしてやってもらうこともある。これではいけないと反省。
 しかし、奥さんが体調を悪くして寝込むような時には、お粥を作ったり、うどんを作ったりと、簡単なものしか作れないが早く治るための気遣いはしている。これも本音は、早く良くなってもらって食事の世話から逃げ出したいだけのことかもしれない。これも反省。
 さあ今日からは積極的に「ありがとう」を連発してみよう。これは直ぐにでも出来そうだが、問題は「言葉や行動で愛情表現をしてくれる」。これは一体どんなことをすればいいんだろう。言葉では「今も愛しているよ」でいいんだろうか。行動では何をすればいいのだろう。ハグか? それとも散歩しながらそっと手でも握ることか? 「暑苦しいわよっ!」、こんな叱責が聞こえてきた。