まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-356-

2008年11月18日 |  マツタケの林地栽培 
16時10分、610℃到達 爆発の危険水域脱出. 16時39分、焚き口を封じて素焼き終了



まつたけ復活・里山再生市民運動

素焼き無事終了(11月17日)報告

 日差しが少なく少し肌寒いとはいえ、最高気温が12℃で野外活動としては申し分ない.8時過ぎには 仲間が集まり、準備を始める.
近藤先生とお弟子さんの高木さん、阪田先生を迎えて、すでに風乾済みの皆さんの作品を素焼きにかけた(午前10時).十分に乾燥するまでゆっくりと温度を上げる.作品の中には、余った土を丸めたと思われる土塊があり、慎重に窯内温度をコントールする.
 本日の素焼き作業に参加された方は、寺尾、橋本、小原、前田、吉川、大久保、雅子、中広、石原、山中、三木、田中、杉山、周田、井上、小吹、中川、吉村で、21名と多数である.彼らが見守る中、温度は少しずつ上がってゆく.
 目標は、作品を爆発させずに、820℃まで上げることである.湿気を含んだ窯の壁や作品を、最初はゆっくりと加熱せねばならない.初めての経験でワクワクする.
 本日は、雅子、山中、三木さんが食当をかってでる.粕汁と菜飯の食事を済ませて阪田陶芸教室(助手:高木さん)が開催され、Nikon写真集(9222)に見られるような作品ができた(14時50分).15時台で300℃台と少し慎重になりすぎていると判断が下り、温度上昇のピッチを上げる.16時16分 610℃に到達.危険水域脱出とのことで、更に温度上昇を試みる.16時37分頃に820℃を越え、素焼きが無事終了した.拍手が起こる.
  
 皆さんの活動の様子を見ることができます(それらを覗くにはパスワードが必要).ブログ画面左下Bookmark中のまつたけ復活・里山再生運動写真集(Nikon)を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(読みは10時: 半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.必要な写真は、右クリックで保存下さい.

 この運動の述べ参加人数は5065人、1回の参加者も30名と大きく育った反面、京まつたけ復活・里山再生運動の理念を共有できないあるいは理解しない参加者が目立つようになって来た、或いは、古参の参加者も逸脱した行為を平気でやってのける参加者に堕して来たのは、この運動の存亡の危機である.
 考えても戴きたい.病にある香川さん、この活動場所のオーナーであるが、彼は、何のために電気を引き、水道を引いてくれているのか! もちろん我々にその使用料も、目下要求しない.
 我々の暇つぶしの場所を提供しているのではないし、マツタケ山づくりや作陶といった趣味の場提供に生き甲斐を求めている方ではない.
そういう意味で、我々に山を無償で提供下さる山主とも異なっている.彼の土地は、美しくもならないし負担も大きい.
 全国には、230万haあるアカマツ林を含む里山は1500万haあり、そこは緑がかつて無いほど豊になり、かつてないほど生物相が貧弱になっている.
参加される皆さんが、まつたけ十字軍運動の理念を共有した運動体の一員に早く成長することを切に期待するものである.絶滅危惧種にとっては、許された時間はそう多く無い.

まつたけ十字軍運動とは?
 生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを強く意識し、“自然”との共生-徹底した有機物循環型の里山生活を追求する.
 近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむ.そして、我々の成果を全国に230万haあるというアカマツ林に普及させることである.

<お知らせ>
1)初窯式
11月20日(木)午前9時~  窯詰の仕方と釉薬のかけ方
                     徹夜で1000℃まで
11月21日(金)午前9時~  本焼、1200℃まで上昇
11月23日(日)午前10時   窯出し

2)鹿背山元気プロジェクト 里山産業創造ワークショップ
  11月22日(土)午前9:30より
京都府木津川市観音寺峠道の入口に集合 雨天の場合は、中止します。
連絡先: 都市機構・事業部事業調整課、田中まで(TEL 0774-73-2708[直通].

<お便りコーナー>

<カンパ! ありがとう> 
カンパ等の振込先:
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

開催予定日 2008年11月-2009年1月
活動場所は岩倉香川山.活動開始は、午前10時頃から3時頃まで.
番外1 11月17日(月) 陶芸品の素焼 午前9時~
番外2 11月20日(木) 素焼作品の釉薬掛け、窯入れ、本焼、
徹夜
第168回 11月21日(金) MI  
番外3             11月23日(日) 窯出し
第169回 11月29日(土) MW
第170回 12月06日(土) Y
第171回 12月12日(金) MW
第172回 12月20日(土) E 大忘年会
第173回  2009年01月17日(土) Y
第174回 01月23日(金) MI
第175回 01月31日(土) E

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
京都大学マツタケ研究会(代表 大月 健)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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