まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1079 

2016年02月02日 |  マツタケの林地栽培 

 今年も12分の1という時間が過ぎました.この1月は、スーパーエルニーニョの影響で気候変動の幅が時間的にも場所的にもすこぶる大きいように思います.暖冬の中に記録的寒波がやってきたり、ここ香川山では、水道管の破裂、雨よけ施設が大風で吹っ飛ぶことがありました.
 
 雪のないスキー場と思っていたら各地で大雪の被害も見られた.1月24日には奄美大島で115年ぶりに雪を観測、名護市では観測史上初めてみぞれを観測した.今週の予報では、全国的に朝晩の冷え込みは続き、日中も寒さが続くという.東京や名古屋、大阪などでもまだ冬日(最低気温は0度未満)の日があるらしい.

 でも季節は、着実に動いています.昼時間も10時間30分を超えるようになっている.前号ブログによるとフキノトウも顔出ししている.4日は冬と春を分ける立春である.やはり春らしくと思ったり、いやまだまだ暦の上だけと思う事もあり、季節も心も揺れ動く.

 香川山では、2月5日は、節分行事の一つ邪気よけを食当の皆さんが準備くださる.これもまつたけ山復活させ隊活動に参加する喜びの一つとして定着した感がある.このような時季を得た楽しみがあるから寒くても遠くても僕たちは集まる.季節をささやかながら楽しみ、マイペースでマツタケの生活する里山づくりにチャレンジしている.気づいたら11年目にある. 
 
 2月5日(金)は、まつたけ山復活させ隊第523回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称)にお集まり下さい.活動報告は三輪 新造さんです.当日夜、ブログで是非ご覧ください.下記お知らせにあるように、仲間や知人たちが焼畑実験の成果を報告します.報告会終了後、京都で“恒例”のお楽しみ会をいたしましょう!
 
十分な寒さ対策をいたしましょう!
あせらず!むりせず!ゆっくり!と安全第一でまつたけ山づくりを楽しみましょう!
伐木作業には、やってはいけない作業があります.掛かり木の処理は『基本は忘れずに!』
脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけましょう!  

【前回の活動風景】
 歌人の与謝野晶子が幼いころ、「取っても取ってもある」とマツタケ狩りに興じた、おそらく堺の山々か、大阪府も松茸の産地として名高い地であった.能勢町もその生産量減が著しい.今やマツタケも絶滅危惧種となっている.大阪府森林組合がマツタケ山再生プロジェクトに取組むため、視察にこられた(写真1).

 写真1.阿閉さんからマツタケ山づくりのこつを聞く.

 川本班の作業風景.不要な木を間引いている.面倒でも切り株は地際から伐って欲しい!

 ヤマガラ班は澤田山で里山林再生に取組む.木を薪にする.
 
【お知らせ】
研究成果報告会 主催:火野山ひろば、余呉山カブラ保存会他
 日時:2016年2月6日(土)13時~17時30分
 場所:カルチャーセンター 臨湖 第3会議室 滋賀県長浜市(JR長浜駅西口より徒歩10分)
 参加費:無料 申し込み不要
山野の恵みを取り戻す-焼畑がつなぐ食・森・地域-
    1.趣旨説明
    2.余呉における焼畑の概要と社会背景
    3.火入れを活かした里山再生
    4.地域資源としての焼畑カブ
    5.焼畑を活かした地域づくり:課題と可能性
    6.他地域での取り組み
    7.総合討論
  
 まつたけ山復活させ隊の仲間は、JR京都駅11時30分発「JR琵琶湖線 新快速」に乗車予定.長浜駅12時40分着(運賃片道1320円).帰京後お楽しみ会(有志)
 参加希望は榎本さんまで連絡ください.


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【まつたけ山復活させ隊とは!】
マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである.

 我々の仲間には、山づくりをする人、運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人、ブログ読者など参加者と支援者がいる.すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.しかし何をしても良いわけでは断じてない.


§活動場所:
京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (自称:京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分)
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)阪急京都線四条河原町駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(エ)に続く
イ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側) 約30分
ウ)京都市営バス5系統に乗車、国際会館下車(エ)に続く
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは要500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.また、参加日や人数などを主催者に電話下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まつたけ山復活させ隊活動日

2016年2-6月
回 開催日    報告担当者  男厨シェフ

523 02月05日(金) 三輪
524 02月13日(土) 宮崎     松本
525 02月19日(金) 吉村
526 02月27日(土) 内田
527 03月04日(金) 榎本
528 03月12日(土) 三輪     松浦・江指
529 03月18日(金) 宮崎
530 03月26日(土) 池内
531 04月01日(金) 内田
532 04月09日(土) 池内     川崎・榎本班
533 04月15日(金) 三輪
534 04月23日(土) 宮崎
535 04月29日(金) 内田
536 05月07日(土) 榎本     松本
537 05月13日(金) 三輪
538 05月21日(土) 宮崎
539 05月27日(金) 内田
540 06月04日(土) 吉村     内田・榎本班
541 06月10日(金) 榎本
542 06月18日(土) 三輪
543 06月24日(金) 宮崎

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§カンパありがとう!

  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forest
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 redpinemushroom@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« まつたけ山復活させ隊 NEWSL... | トップ | まつたけ山復活させ隊 NEWSL... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

マツタケの林地栽培 」カテゴリの最新記事