まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-324-

2008年07月18日 |  マツタケの林地栽培 
北海道のマツタケ林(鈴木さん撮影)



まつたけ復活・里山再生市民運動

第151回(7月19日)
まつたけ十字軍運動開催のお知らせ

  激しいにわか雨にもかかわらず、祇園祭太子山を囲んで宵宵山ビールパティーが、松浦輝雄さんのお世話で、例年通り開催された.20名ほどの参加で盛り上がった.松浦さんと自治会の皆さんに、心からの御礼を申し上げます.

 翌日の16日に、近畿地方は梅雨明けと報道されている.6月2日から7月16日までが梅雨期間になるが、京都アメダス(円町)では、219.5mm降水量である.この期間の平均降水量357.6mmと比べると、かなりの少雨である.
 秋のマツタケの発生量にどの程度影響するかは、雨の降り方や、マツタケ山の土壌の質を考慮せねばならないが、この頃の少雨が菌根の形成にマイナスの影響を大きく受ける土壌もある.

 梅雨が明けたとはいえ、梅雨明け10日間は、かんかん照りの日が続くというが、そうならないようである.不快指数以上に不快な日が続く.そのような中、市民のマツタケ山づくりが実行される.熱中症に気をつけて、事故無く快適な活動日であったと思えるようにしましょう! 

<7月19日(土)の作業予定> 
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)澤田山では、N-M班の広葉樹の山づくりが進行中.楽しく遊べる学習ゾーンができあがっている.
中広班が澤田山上部を手入れしている.このエリアは秋の期待の☆ゾーン.作業が佳境に入り、他班の応援要請がある.
2) 玉城山班は、腐植の運び出し、枯損木の香川山への搬出.今年も去年に続いてマツタケが発生するようにと慎重に作業中.また、発生させる秘策があるらしい!
3) 香川山女性班は、食事の後片付けが終わると、香川山周辺部でマツタケ山づくりや畑づくりをしています.
4) 水田の見回り.
5) ニホンミツバチの観察.
6) 降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は
中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.
7)皆さんの活動の様子を見ることができます(それらを覗くにはパスワードが必要).
ブログ画面左下Bookmark中のまつたけ復活・里山再生運動写真集(Nikon)を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(読みは10時: 半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.必要な写真は、右クリックで保存下さい.

<活動エリアへのアクセス>
(1)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林(「村松」から北東へ450m徒歩6分).
初めての方は要連絡(連絡先は下記)
(2)アクセス:京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

<準備するものなど>
(1)服装等:山で軽作業できる服装.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど.

(2)持参するもの:MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器など.
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、飲料水(お茶があるので水筒)食材費(実費+α、通常 400円くらい)は徴収

(3)参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.


<お知らせ>
1)里山産業創造ワークショップ開催(雨天の場合は、中止)
午前9時30分から
7月26日(土)
8月1日(金)
8月21日(木)
観音寺峠道の入口に集合※峠道入口の南側(モン・スイユ向い)に駐車スペースあり。外来の方はJR線路側から進入してください。問い合わせは0774-73-2708(田中)に。
8月22日(金)、23日(土) サンタウン夏祭り(高の原駅前)  14時から21時まで
 
2) 9月20日(土)午前10時から(受付9時30分)
京都大学心の未来研究センター、京都大学マツタケ研究会、京都学園大学マツタケ研究会並びに京まつたけ復活・まつたけ十字軍運動共催で、「マツタケがつなぐ世界」と題してシンポジウムが、京都大学国際交流ホール2(本部時計台2F)で開催されます.
演題は、「マツタケとパインマッシュルーム」、「マツタケ研究の流れ」、「マツタケ考」、「里山とマツタケ山づくり(各地の事例報告)」、「北東アジアのマツタケ事情」、 「まつたけの人類学」、「まつたけ十字軍運動3ヶ年の軌跡」
問い合わせは、京都大学マツタケ研究会の大月 健090-4280-3334)に.

<メール便り> どんどんお寄せください!
1)北海道の鈴木哲雄 さんから
北海道の松茸は岩山のエゾマツ、アカエゾマツ林に生えています。近年、40年生のトドマツ林にも多く見られます。ただ、松茸の収穫地は私供の林ではありません。北海道の松茸は殆んどが国有林、道有林で誰もが自由に採っています。それゆえに、手入れをすることもできないのです。
 自分の土地で手入れを行い、松茸を育てることが夢です。でも58才の私ではもう間に合わないと思い、せめて著書にて夢を膨らまそうと考えています。

まつたけ十字軍運動とは?
まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケ山に戻すことが目的である.近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむことをモットーとしている.
私たちの山づくりは、
a)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
b)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
c)里山のバイオマス資源、有用植物・キノコなどを活用する. 
しかも楽しくなければならない!運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを
前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

開催予定日 2008年7-10月
活動場所は岩倉香川山他.活動開始は、午前10時頃から.  
第151回:07月19日(土)榎本(ブログ報告担当者名)
第152回:07月25日(金)宮崎
第153回:08月02日(土)吉村
第154回:08月08日(金)榎本
第155回:08月22日(金)宮崎
第156回:08月30日(土)三輪
第157回:09月05日(金)榎本
第158回:09月12日(金)宮崎
第159回:09月20日(土)吉村
シンポジウム「マツタケがつなぐ世界」 京都大学時計台;午前9時30分
第160回:09月27日(土)榎本
第161回:10月04日(土)三輪
第162回:10月10日(金)宮崎
第163回:10月18日(土)榎本
第164回:10月24日(金)三輪
第165回:11月01日(土)吉村

<カンパ! ありがとう> 
 カンパ等の振込先: 
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
京都大学マツタケ研究会(代表 大月 健)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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