まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1111

2016年05月24日 |  マツタケの林地栽培 

5月27日(金)はまつたけ山復活させ隊第539回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称)にお集まり下さい.活動報告は内田 正明さんです.当日夜、ブログで是非ご覧ください.

 まつたけ山復活させ隊の心得の一つとして、あちらこちらで作業する各班、どんなに遠くであっても、必ず昼飯は共に食うことになっている.12時には作業現場(?)を離れて香川山に戻ってくる(写真1).

  写真 1  美味しい昼飯を待つ仲間たち

 最近、各班の独自性が昂じて互いに他班を知らないという、あの班はどのようにマツタケ山づくりに取り組んでいるのかなと興味が湧くことがある.希望があれば、各班に置いては、作業を他班の見学・勉強に振り替えて下さい.互いの技術的な交流にも繋がり、これは面白いと思われる.

 それを拒否することは、まつたけ山復活させ隊の班と認められない行為といたします.嫌だという班は別の活動組織に移動下さい.但し、両班の都合を考慮して行ないたいと思います.吉村か榎本さんにその由申し込み下さい.

 相変わらず、ニホンジカの被害、角研ぎにやられます(写真2).食物連鎖の頂点であったニホンオオカミがいれば、適正規模に間引かれるのだろうが、さりとてネットを張って自らの生態学的無能さ(対処療法で事足れりとする手法)をさらけ出したくもなく、目下、どうしても守らなければならない物もないこともあって、色んな試みを模索するしかないか!という次第です.それに加えてマツノザイセンチュウ病枯損もまだ続き、枯損マツの伐倒をしました(写真3).

シカが角をといだあと.傷痍反応として松ヤニが分泌されている.

写真3 伐倒木を玉切り前に枝を落としている. 


【まつたけ山復活させ隊の心得・7箇条】悔いの残らないようにするには!
  
マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである【最近、この原則を踏まえない人の参加が多い.そのうち心得違いの交通整理が必要かな!】
 
1.あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!
2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.事故が起こったら自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.
3.掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生.作業は慎重に!
4.急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように地際から伐りましょう!
5.マダニ対策の徹底を!
  イノシシやニホンジカの行動エリアが非常に増え、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症も日本に存在する.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.
7.熱中症にも気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう. 
   
【お知らせ】

1)大石 高典君 歓送会
  まつたけ山復活させ隊メンバーの大石 高典さんが、東京外国語大学世界言語社会教育センターに教員として転出されました.氏は、カメルーンの森に生きる農耕民と狩猟採集民たちを民族境界にある人々と位置づけ、そこによこたう様々の事象を歴史生態学の立場で13年の長きに渡って研究されていました.また、京都大学マツタケ研究会を主催しその功績大なるものがあります.彼の京都脱出は、大変残念な思いがありますが、若手研究者がさらなる展開を見せるまたとない機会と言えましょう.みんなで祝いたく存じます.
日時、場所が決まればお知らせします.ふるってご参加を願い上げます.
  
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【まつたけ山復活させ隊とは!】
マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである
 我々の仲間には、山づくりをする人、運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などがいる.すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.しかし何をしても良いわけでは断じてない.


§活動場所:
京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (自称:京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分)
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」終点が便利です.バスに乗車するには、

ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.また、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

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まつたけ山復活させ隊活動日

2016年5-6月
回 開催日    報告担当者  男厨シェフ

539 05月27日(金) 内田
540 06月04日(土) 榎本            内田・榎本班
541 06月10日(金) 吉村
542 06月18日(土) 三輪
543 06月24日(金) 宮崎

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§ カンパありがとう! 

§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forest
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
京都市
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男
京都市

コメント
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