まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER795

2013年03月27日 |  マツタケの林地栽培 

3月30日(土)、第382回マツタケ山づくりを行います.午前10時に京都市左京区岩倉香川山(自称)にお集まり下さい.(ブログ下記の§活動拠点へのアクセスを参照下さい). 当日の活動報告は内田 正明さんの担当です.

 今日は,冷える.といっても最低気温が3.4℃、午前9時で7.9℃である.真冬並みだと騒ぐほどでもないように思える.室内はもっと高い.しかし、右手の薬指が思うに任せない.昔、その付け根の軟骨を割った経験があるため,「古傷が痛む」のである.

 前回の活動日に、タンポポが咲いていた.早速、総苞の様子を観察.写真1を見ると反り返っていない.茎の背が低い.で、在来種か多いかと思い、附近のものを見ると、茎の短いものを調べた.花一つに総苞が反り返ったものとそうでないものが交互に着いている.在来種とセイヨウタンポポの交雑と見られる.在来種の遺伝子の喪失を心配させる.
1)

 こういったことは、生物多様性上、問題と言われて久しいが、平安時代にも 中国から移入された外来植物で私たちになじみのあるものは多い.北海道でコイやトノサマガエルが外来種指定され、排除に掛かるそうだ.コマクサも外来種である.外来種=排除とはいかないケースもありそうだ.

 少し前、マツノザイセンチュウ耐性アカマツが他府県産であると騒がれたこともあった.これからの移植・移入には気をつけねばならないが、なじみのできて久しい生物については、ちゃんとした基準を設けないと大変である.既に遺伝子汚染がなされたものなどは,元に戻せないのだから,今更排斥してもとも言えるし,更なる汚染があるというのだろうか. 

 アカマツのザイセンチュウを運ぶカミキリも、もとはアメリカ産のものであったが、運びや(ベクター)を代えたとのことである.未だにその枯損現象は激しい.他の地域でアカマツが少なくなった分、ココへやってくるのだろう.先週も伐倒した(写真2).でも、まつたけ山づくりを普段に続けている(写真3)香川山は,うらやましがられるほどのアカマツ林である.でも、肝心の胞子が飛んでこないと見える.
2)   3)

 2005年6月に始まったこの運動も、自然にうまく役割分担がなされ、山作業を終えた仲間を素晴らしいおやつが迎えてくれる(写真4).粋な計らいだと思う.しかし、これが当然・当たり前と思わないようにしましょう! 感謝の心をいつも持つようにせねばなりません.
4)

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まつたけ山復活させ隊 活動予定日 
        2013年3月から4月
回     開催日       報告担当者    男厨シェフ
382    3月30日    土    内田   
383    4月05日    金    宮崎     小原
384    4月13日    土    榎本   
385    4月19日    金    三輪   
386    4月27日    土    池内   


§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は午前10時頃から,終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側)40分
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

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§カンパありがとう!
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活!京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 matsutake10@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

コメント
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