まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 まつたけ十字軍運動NEWSLETTER 555

2010年11月17日 |  マツタケの林地栽培 
スズメバチに攻撃を受けたニホンミツバチの死骸


京まつたけ復活・里山再生市民運動


 次回(265回)の活動日は11月20日(土)です.午前10時、岩倉香川山にお集まり下さい.初参加の方は8月10日付ブログを必ずお読み下さい.
本日は、遠く南会津から 星夫妻が山づくり体験にお越しになる.

 滋賀県彦根市石寺の住民と滋賀県立大学鵜飼 修先生たちが、荒神山の松茸山整備を続けておられる.まつたけ山復活させ隊も以前から応援に出かけている.11月21日(日)、午前9時から 琵琶湖畔にある荒神山でマツタケ山づくりをします.石寺公民館で昼食後、学生たちの活動報告会に参加します(下記お知らせ参照).

 私たち、まつたけ山復活させ隊の活動場所は、ご存じの京都市北部に位置する左京区岩倉で、地元林家の玉城氏と澤田氏から無償で“借りている”.集合したり昼食を取ったりする活動の拠点として、まつたけ十字軍運動が香川氏から「香川山」をこれまた無償で“借りている”.ただどころか、香川さんの好意で電気や水道が引かれ、その使用量を大家さんが出してくれている.

 香川山の1番の利用者と大きな顔をしていたが、いや、居住者がいることを思い出させてくれるちょっとした事件があった.
先ずは、榎本報告をご覧下さい.
 先週(11月6日)、石段下のニホンミツバチがスズメバチの猛攻を受けていたので“粘着ネズミ捕り”をつるしておいたが、12日には大量のスズメバチがひっかかって死んでいた。
 しかし、ニホンミツバチも無残で、食いちぎられた死骸が山のように積もっていた(冒頭の写真)。
 ニホンミツバチ、スズメバチとも飛んでいるものは一匹も見当たらず、ニホンミツバチは全滅したようです。残念である。
 
 香川山という小さな生態系であっても、そこを利用する生物は、里山という生態系を作り出している僕たち、その作物を利用するサル、シカ、カラスなど鳥達、生息地として利用しているニホンミツバチ、その捕食者のスズメバチ・・・・など多様である.他に外来種のアライグマがいるが、利用していない者はマツタケである.
 サルや、シカなど招かれざる生物が少なくないのである.これは生物の多様性に富む現象では決してない.というと一部の野生動物保護運動家は「けしからん!」というだろうが、それは生物の多様性をはき違えた思いである.
 その生態系を利用する生物たちには、さまざまなニッチ(生態的地位)があって、その関係性を作りあげた時間、歴史があるのであり、岩倉の山に広葉樹をホストするマツタケを植えても生物の多様性保全に貢献するものではない.

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★お知らせ
1)11月20日(土) 福島県南会津から星 賢夫妻が山づくり体験に参加される.

2)11月21日(日) 午前9時から 滋賀県彦根市荒神山で午前中マツタケ発生調査と山づくり.公民館で昼食後、報告会.弁当がでます.参加希望の方は猫田さんまで連絡下さい.

3)12月4日(土) [環境塾 特別編] が市民環境研究所で開催される
「語り継ぐ―20世紀から未来へ」 第1回
■環境問題すなわち「地球温暖化」と捉えられがちな現在、生活のなかで「いのち」にかかわる問題の解決のため闘って来た人々を招き、たどってきた歴史や思いを、特に若い世代に向けて語り継ぎ、記録として残していく、環境塾の新シリーズです。
<その1>
槌田 劭 さん
槌田さんは1935年生まれ。工業化社会に疑問を感じて京都大学工学部助教授の職を捨て、1973年、「使い捨て時代を考える会」を設立。現在相談役。
著書に『共生の時代』『共生・共貧・21世紀を考える』(樹心社)、
『地球をこわさない生き方の本』(岩波ジュニア新書)など多数。
●日時:12月4日(土) 18:30~
●会場:市民環境研究所事務所(参加料500円)
●お申し込み(先着20名)締切:11月30日
 FAX・メールとも住所・氏名・電話番号を明記のうえ、「特別編第1回環境塾参加希望」 と書いてお申し込みください。
 TEL & FAX:075-711-4832
 Mail:pie@zpost.plala.or.jp

4)まつたけ山復活させ隊の仲間たち(高文研刊) マツタケは京都府の絶滅危惧種である.生物多様性上その保全も必要である.お陰様で好評である.1680円で書店でお買い求め下さい!
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●カンパありがとう!
☆カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
カンパの振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
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§活動拠点へのアクセスなど(参加ご希望の方は事前に電話下さい、090-6227-4305.また8月10日付ブログを読んでおく必要があります.)
活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 活動開始は、午前10時頃から終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.
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§開催予定日 2010年11月―2011年2月
第265回      20日(土) 宮崎  福島県南会津から体験
第266回      26日(金) 榎本
第267回    12月04日(土) 池内  
第268回      10日(金) 三輪
第269回      18日(土) 宮崎  感謝際(マツタケの碑詣)・忘年会
第270回 2011年01月08日(土) 榎本  新年会    
第271回     14日(金) 三輪
第272回      22日(土) 宮崎      
第273回      28日(金) 榎本
第274回    02月04日(金) 三輪
第275回      12日(土) 池内
第276回      18日(金) 榎本      
第277回      26日(土) 宮崎
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以下の項目は 8月10日付ブログ案内号に移動
○まつたけ十字軍運動とは何をする?
○まつたけ十字軍運動活動への参加方法は
○私達のマツタケ山造り(作業方法)の特徴
作業内容と作業区の紹介
○今年の予定と目標?
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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
コメント
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