まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-352-

2008年11月04日 |  マツタケの林地栽培 
ある日の収穫 京まつたけは、色が白くて瑞々しく小振りという



まつたけ復活・里山再生市民運動


第166回活動日(11月7日)のお知らせ

 我々の活動エリアである山の地温は、10月30-31日で12℃強である.京まつたけは、その発生期をほぼ終えたと思える.京都市場、大阪市場、東京市場に置いても、暖かい山口県のマツタケだけが目立つ.
 昨年は、京まつたけの復活に燃えたが、そこは少々日あたりがよいと思われ、撒水を施した.しかし、マツタケは姿を見せなかった.日量86.4mm の連続撒水と自然降水で、アカマツの根もマツタケのシロも水浸しであったろう.来年は、時間あたり1.5mm前後の穏やかな撒水(10時間/日)を2日置きに与えてみたい.今年のように雨がそれなりにある年の撒水は難しい.全体では、D棒が持っていたものを併せて、28本の発生であった.  
 11月17日(月)午前9時から、保管されている皆さんの陶芸作品を素焼します.残念ながら、保管中に割れたものがある.お作りになった方はチェックをされたい.20日(木;午前9時から)には、本焼に備えて窯に入れます.第168回の活動日に当る11月21日(金)に初窯式を兼ねて本焼を行います.窯に、余裕があるようなので、焼いてみたいものをお持ちの方はおいで下さい.
 7日には、NHK東京が取材に来る.「月刊野菜通信」という番組だ.11月30日午前6時15分から45分まで、NHK総合で流れる.マツタケの生活するアカマツ林の再生に改めて意義を見いだせる番組になりそうだ.
 7日(金)午後7時30分から8時13分に、NHK岡山放送局作成の「岡山のトラのアナ」が放映される.広くマツタケが扱われる.これは岡山県のみで視聴可.その後BSで全国に放映されるらしい

<11月7日(金)の作業予定> 
 山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
1)香川山に、今年の夏の渇水で枯れたアカマツが目立つ.これを処分することもマツ
タケ山づくりであることを忘れないで欲しい.香川山皆伐区も予定どおりに再生が進んでいる.アカマツ幼樹の群落が美しい.
2)澤田山は、アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとあり、里山整備のお手本のように作業が進んでいる.
3)玉城山は、アカマツの残る地域へ手入れ地を延していく必要がある. NHKの取材の中心となる.

 皆さんの活動の様子を見ることができます(それらを覗くにはパスワードが必要).
ブログ画面左下Bookmark中のまつたけ復活・里山再生運動写真集(Nikon)を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(読みは10時: 半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.必要な写真は、右クリックで保存下さい.

まつたけ十字軍運動とは?
まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しむ.また、我々の成果が全国に230万haあるというアカマツ林に普及することを願っている.
私たちの山づくりは、
a)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
b)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
c)里山のバイオマス資源、有用植物・キノコなどを活用する. 
しかも楽しくなければならない!運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを
前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

<活動エリアのアクセスなど>
(1)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは京都市左京区岩倉村松現地アカマツ林(「村松」から北東へ450m徒歩6分).
初めての方は要連絡(連絡先は下記)
(2)アクセス:京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

(3)服装等:山で軽作業できる服装.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど.

(4)持参するもの:MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器など.
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、飲料水(お茶があるので水筒)食材費(実費+α、通常 400円くらい)は徴収.
(5)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.

(6)参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

開催予定日 2008年11月-2009年1月
活動場所は岩倉香川山.活動開始は、午前10時頃から3時頃まで.
第166回 11月07日(金) MI
第167回 11月15日(土) E
番外1 11月17日(月) 陶芸品の素焼 午前9時~
番外2 11月20日(木) 素焼作品の窯入れ
第168回 11月21日(金) MI 本焼 初窯式 午前9時~
第169回 11月29日(土) MW
第170回 12月06日(土) Y
第171回 12月12日(金) MW
第172回 12月20日(土) E 大忘年会
第173回  2009年01月17日(土) Y
第174回 01月23日(金) MI
第175回 01月31日(土) E

<お知らせ>
1)初窯式開催、陶芸教室も兼ねています.場所は 岩倉香川山
講師は 近藤高弘先生と阪田世志哉先生
11月17日(月)午前9時~  素焼法
11月20日(木)午前9時~  窯詰の仕方
11月21日(金)午前9時~  本焼の仕方  

2)鹿背山元気プロジェクト 里山産業創造ワークショップ
  11月22日(土)午前9:30より
京都府木津川市観音寺峠道の入口に集合 雨天の場合は、中止します。
連絡先: 都市機構・事業部事業調整課、田中まで(TEL 0774-73-2708[直通].


<お便りコーナー>
<カンパ! ありがとう>    
カンパ等の振込先:
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
京都大学マツタケ研究会(代表 大月 健)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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