まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-351-

2008年11月01日 |  マツタケの林地栽培 
京まつたけは、色が白くみずみずしく比較的小振りである.
手入れ後に復活したものである(寺尾 啓氏撮影)



まつたけ復活・里山再生市民運動

第165回(11月1日)活動報告
  
 今日は、活動タイムの気温が17度から20度である.すがすがしい天気に恵まれ、環境派市民の山づくり活動にいい日和であった.
 全国の皆さんから戴いたカンパで造った多機能窯で、数回の実験的炭焼が、前田さん、小原さんと中川さん達主導でなされている.炭を見せていただいた.彼らも技量を上げているように思える(Nikon写真集9053参照).

 マツタケ山づくりを始めて3年を経るが、今年は、残暑のぶり返しが無く、9月10月に雨もそれなりにあったので、我々の活動拠点には、山の神の恵みが続いている.本日も多くの班がマツタケの発生調査に時間を割いた.

 しかし、山はからからである.京都市内の降水は、アメダスによれば10月27日から0mmである.しかし、1本のまつたけを採取できた(Nikon写真集9086).そのほかの山も落葉がパキパキといい、キノコっ気のない状態であった.そのような中、シャカシメジ、ホンシメジが見つかった.また、マツタケと交代するように現れるシモフリシメジも採取された.シロの温度も12℃に迫りつつある.マツタケ探しも、ここでは、これで終りと考えられる.

 昨年の収穫は、皆さんの手入れ効果で1本、作業候補地に3本、計4本であったことを思うと、実に7倍増の28本になった.市民が、雨の日も雪の日も山づくりをした成果に、予想どおり、マツタケ泥棒が食らいついてきた.ニホンミツバチの巣を盗む輩も現れた.
 サクランボやリンゴやはたまた刈取って稲架(ハザ、ハサ、ところによってハセ)にかけた稲などの盗みがひとときはやったことを思いだす.全国でマツタケ泥棒の居ないところはないが、環境派市民のマツタケ山づくりの効果を測る障害になる.これは強い意志で持って取り除かねばならない.来年は、泥棒対策をやろう!鹿背山の中村さん達は、昔はそうだったのだが、泊り込んだそうだ.

 今日は新人が見えた.西京区から藤田さん(9073)と宇治市から川本さん(9078)、二人そろって、澤田山広葉樹の林づくりに参加(Nikon写真集9088).常連の出席者(敬称略)は、森、寺尾(最後のマツタケの発見者、9076)、榎本(9075)、中川(9079)、越智(9056)、三品(9086)、小吹(9052)、青木(9069)、加藤(9075)、大島(9059)、小原(9071)、内田(9085)、三輪(9075)、多田(9088)、前田(9072)、橋本(9067)、玉城(9057)、雅子(9061)と阿閉(眞、9061)は、中華どんぶりを作る、山田(マツタケ探しの名人となる)、岡阪(9054)、三原、有山(9077)、阿閉(仁).ツトムちゃん、越智、青木、中岡さん達(9058)は傷んだ道路の修復に励んでいた(9089)、ツトムちゃんの自家製の落花生(9060)は旨かった、中岡(9076)、大久保、と筆者の30名である.

皆さんの活動の様子を見ることができます(それらを覗くにはパスワードが必要).
ブログ画面左下Bookmark中のまつたけ復活・里山再生運動写真集(Nikon)を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(読みは10時: 半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.必要な写真は、右クリックで保存下さい.

<お知らせ>
1)初窯式開催、陶芸教室も兼ねています.場所は 岩倉香川山
講師は 近藤高弘先生と阪田世志哉先生
11月17日(月)午前9時~  素焼法
11月20日(木)午前9時~  窯詰の仕方
11月21日(金)午前9時~  本焼の仕方  

2)鹿背山元気プロジェクト 里山産業創造ワークショップ
  11月7日(金)、11月22日(土)午前9:30より
京都府木津川市観音寺峠道の入口に集合 雨天の場合は、中止します。
連絡先: 都市機構・事業部事業調整課、田中まで(TEL 0774-73-2708[直通].

<お便りコーナー>

<カンパ! ありがとう> 
1)KBYさん、ミゾ ヒロシさんから浄財を頂戴した.お名前を記して、感謝の意を表します.
2)私たちは、山の手入れで出てくる バイオマスを水田に入れて 無農薬有機栽培米を作っている.その米をお買い下すった方々からカンパを頂戴した(お名前省略).
 

カンパ等の振込先:
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

開催予定日 2008年11月-2009年1月
活動場所は岩倉香川山.活動開始は、午前10時頃から3時頃まで.
第166回 11月07日(金) MI
第167回 11月15日(土) E
番外1 11月17日(月) 陶芸品の素焼 午前9時~
番外2 11月20日(木) 素焼済作品の窯入れ
第168回 11月21日(金) MI 本焼 初窯式 午前9時~
第169回 11月29日(土) MW
第170回 12月06日(土) Y
第171回 12月12日(金) MW
第172回 12月20日(土) E 大忘年会
第173回  2009年01月17日(土) Y
第174回 01月23日(金) MI
第175回 01月31日(土) E

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
京都大学マツタケ研究会(代表 大月 健)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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