まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-350-

2008年10月29日 |  マツタケの林地栽培 
美しいアーチ型に直された多機能窯
11月17日から皆さんの「作品」を焼始める


まつたけ復活・里山再生市民運動

第165回活動日(11月1日)のお知らせ

 マツタケ発生の終期に差しかかったところで、今年は 十字軍運動としてはどんな年だったかと振返えるには、まだあと2ヶ月もあり、早すぎるように思うが、特筆すべきは参加者の、それに見合う努力の賜物が確認できたことである.そのためかどうかマツタケ生息地の復活法の“視察”が多いように思う. 新人3名の参加も予定されている.
 
 また、里山整備で発生するバイオマスをエネルギー源に使いたいので、陶芸作品も焼ける、炭も焼ける、ピザも焼ける窯を造りたいと参加者と全国の支援者に窯建設の寄金を呼びかけて実現した多機能窯で、皆さんがひねった陶器を11月に焼きます.
ご指導くださるのは、窯造からお付合い下すった言わずとしれた近藤高弘先生と阪田先生で、その方法を色々検討くだすった.これからは僕たちでできるようにすべきであるとの方針で、素焼の方法を学んで欲しいこと、窯に入れる方法と釉をかける本焼法を教えて下さる.
都合3回予定されている(下記お知らせをご覧下さい).近藤門下生の皆さんのお手伝いもある.ビデオの記録も許されている.

 話は、マツタケに戻るが、岡山県赤磐市の赤松林を保全する会の皆さんは雨の中の視察になったが、得るところはあったでしょうか?僕は講義のために欠席だったのですが、そのお返しじゃありませんが、いやぁー、偶然です. 11月5日に岡山市に出かける. NHKでスタジオ収録があり、その番組名は「岡山のトラのアナ」で広くマツタケが扱われる.7日(金)午後7時30分から8時13分の放映予定である.その後BSで全国に放映されるらしい.

<11月1日(土)の作業予定> 
山づくりエリアや作業内容を変更するときは、事前に連絡下さい.
 残暑の厳しい年では、丹波でも12月にマツタケが採れた年もあるが、そろそろマツタケの発生も終りを迎える頃となってきた.市内のまつたけ採り名人の話である.温度的には、ここ30年の平年データと比較すると、今は、ほぼ10月の終りと同じである.

1)香川山に、今年の夏の渇水で枯れたアカマツが目立つ.これを処分することもマツタケ山づくりであることを忘れないで欲しい.香川山皆伐区も予定どおりに再生が進んでいる.アカマツ幼樹の群落が美しい.
2)澤田山は、アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとあり、里山整備のお手本のように作業が進んでいる.
3)玉城山は、アカマツの残る地域へ手入れを延していく必要があるだろう.撒水データの解析を期待しよう.

皆さんの活動の様子を見ることができます(それらを覗くにはパスワードが必要).
ブログ画面左下Bookmark中のまつたけ復活・里山再生運動写真集(Nikon)を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(読みは10時: 半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.必要な写真は、右クリックで保存下さい.

まつたけ十字軍運動とは?
 まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.近代的マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動の拠点として、放棄されたアカマツ林でマツタケ山づくりを楽しみ、我々の成果が全国に230万haあるというアカマツ林に普及することを願っている.
私たちの山づくりは、
a)山-川-畑・水田(-海)のつながりを意識する.
b)“自然”との共生-徹底した有機物循環型の農林「業」をおこなう.
c)里山のバイオマス資源、有用植物・キノコなどを活用する. 
しかも楽しくなければならない!運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを
前提としていて、参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

<活動エリアのアクセスなど>
(1)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは京都市左京区岩倉村松現地アカマツ林(「村松」から北東へ450m徒歩6分).
初めての方は要連絡(連絡先は下記)
(2)アクセス:京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側約40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル 1番、約10分)
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

(3)服装等:山で軽作業できる服装.ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど.

(4)持参するもの:MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器など.
昼食は皆で作るので(結構リッチ;食べ過ぎにご注意)、飲料水(お茶があるので水筒)食材費(実費+α、通常 400円くらい)は徴収.
(5)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は
中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さん岩倉で軽作業などされます.

(6)参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

開催予定日 2008年11月-2009年1月
活動場所は岩倉香川山.活動開始は、午前10時頃から3時頃まで.
第165回 2008年11月01日(土) Y
第166回 11月07日(金) MI
第167回 11月15日(土) E
番外1 11月17日(月) 陶芸品の素焼 午前9時~
番外2 11月20日(木) 素焼済作品の窯入れ 午前9時~
第168回 11月21日(金) MI 本焼 初窯式 午前9時~
第169回 11月29日(土) MW
第170回 12月06日(土) Y
第171回 12月12日(金) MW
第172回 12月20日(土) E 大忘年会
第173回  2009年01月17日(土) Y
第174回 01月23日(金) MI
第175回 01月31日(土) E


<お知らせ>
1)初窯式開催、陶芸教室も兼ねています.場所は 岩倉香川山
講師は 近藤高弘先生と阪田世志哉先生
11月17日(月)午前9時~  素焼法
11月20日(木)午前9時~  窯詰の仕方
11月21日(金)午前9時~  本焼の仕方  

2)鹿背山元気プロジェクト 里山産業創造ワークショップ
  11月7日(金)、11月22日(土)午前9:30より
京都府木津川市観音寺峠道の入口に集合 雨天の場合は、中止します。
連絡先: 都市機構・事業部事業調整課、田中まで(TEL 0774-73-2708[直通].


<お便りコーナー>
<カンパ! ありがとう>    
カンパ等の振込先:
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 

主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
京都大学マツタケ研究会(代表 大月 健)
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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