まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-177号-

2007年02月09日 |  マツタケの林地栽培 
立木伐採法の指導を受ける




第77回(2月9日)活動報告
 今日は、三組のお客様がおいでになった.岩手県久慈市から橋上さんと鹿糠沢さん(5537,5541ほか)と能登半島の先端珠洲市から赤石さん(5544)、四国は高知三原村から増井さん(5545).

皆さんの取り組みを伺うと、三者に共通項が見出される.それぞれの地域でも、全国と同じくアカマツ林は無残である.生物の住処として本来重要な生態系である里山が荒廃している.まつたけ十字軍のように市民とともに地域の里山を元に戻したい.それに雇用の生まれる里山づくりを模索されている.

宮崎、越智、つとむちゃん、周田、橋本(敏)、中川、玉城、三輪、大島、有山、安永、榎本、中廣、三原、大久保、石原、阿閉夫妻、林屋、岡阪、飯室、池内夫妻、藤井、猫田、まり子、中城に吉村合わせて32名の参加者.皆さんに、こちらの運動の取り組みを語っていただいた.

マツタケの生活するアカマツ林をつくることが里山再生のポイントと位置づけ、体を動かしている.マツタケが見られるのは5年後でも30年後でもいいではないか.とにかくここで「面白い」ことができているのだからという都会派市民意識で参加している.このような意見が大勢を占めていた.

久慈市であれ珠洲市であれ三原村であれ、野菜作りが、山仕事が初めての経験だという人は少ないだろう.そんな地域の市民と、こちらの意識で運動を展開すればのことだが、こちらでは当たり前である意識とのギャップが微妙に影を落としそう.各地の運動では、そのことがこれからの課題であろうか.

いずれにしろ、この秋には、久慈市と交流会ができそうである.我々の力量次第だが,珠洲にも高知三原にも出かけてみたいものだ.

午前中の意見交換会が終わる頃、ちょっと遅い目の昼食になる.いただいた「うしお汁」をシェフはウニの香り豊かなご飯にしてくれた.先週漬けた大根に白菜(美味、特に大根がよい).大根の味噌汁、お好み焼き風お好み焼き、キャベツのリッチに入った焼きそば、じゃがバタ.どれをとっても、なかなかのものであった.

食後、ゲストなのだが、久慈市の橋上さんにチェーンソーを用いた立木の伐採法を講習してもらう(5565,5566、5567,5568,5569).
 
その後、玉城班と澤田班は揃って見学者を山に案内し意見の交換がなされたと伺う.

<皆さんの活動の様子を見る>
NIKON写真集にのみ新しい写真をアップロードしています.
写真は、このブログの左下にあるBookmarkのまつたけ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.
 Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.
 もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、保存も印刷も出来ます.大いにご活用ください.
 
<お知らせ>
1)2月11日(日)、大阪府能勢牧場が大阪府民牧場傍でマツタケ救出作戦を実施.皆さんの参加を呼びかけている(詳細は072-734-1797かメンバーの中城さんに)

2)2月22日(木)午前9時30分鹿背山公民館集合.鹿背山の作業も佳境に入り、皆さんの参加を要請している(詳細は中村075-213-4883).

3)3月3日(土)には餅を搗くことになっている.もち米を確保せねばならない.もち米の情報を下さい.
4)7月には、100回という節目を迎える.面白い企画というか記念になるようなことを考えませんか?

<メール便り> 感想やアイディアなど、どんどんメールを下さい.
1) 御無沙汰しています。南丹広域振興局の藤田です。
 南丹市日吉にある府民の森日吉で、府やボランティア団体、府民の森管理事務所等が関わって、昔ながらの土製の炭焼き窯を制作することになりました。2月8日から開始して、2月24日には窯の天井部分に土をかぶせてたたき固める作業が行われる予定です。作業は公開されているので、興味がある方は見物に来てください。ただし、毎日作業しているわけではありませんし(特に、水曜日は府民の森自体が休みです。水曜以外は、作業していない日でも、作りかけの状態を見ることはできます)、その場の成り行きで労働力として徴発される可能性があります(特に24日は)。
2) 井上勝さんから
本日(4日)岩倉へ行き、見事な防護柵が完成していて感激しました。
(有山さんとお手伝いの皆さんお疲れ様です。有難うございました)
麦は少しは収穫できるかもしれません。(親ばか的観測)
今の時点で、背丈が短かすぎますけれど、生きていますので可能性がゼロではないような気がします。
鹿に何度も食われて短くなっていますが、新たに主稈(と言うのかどうか自分も知りませんが)が吹いてきているものがあります。 念のために麦踏をしておきました(根が持ち上がっているようには見えませんでしたが) 。
時季が来れば陸稲をやりたいと思っています。

<ありがとう>
 井上さん、阿閉さんからカンパが届きました.
寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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