まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第157号-

2006年11月16日 |  マツタケの林地栽培 
女性陣の頑張りで今日もおいしく・・・・・



第68回(11月16日)活動報告

 京都の紅葉も、最近の冷え込みで見ごろへと進んでいるようである.残念ながら、寒暖の差が小さく、一部の樹種には黄葉というより、葉が枯れていると言った方が相応しいものもあるようだ.今日も又、暖かい一日で麦の播種が無事終了した.後は、芽吹き後の鹿対策を考えないといけない.

アカマツ林の斜面に地温測定器具を2本埋めて、連続データを取れるようにセットしている.2本目の目印が幾ら探しても見つからない.やっとのことで埋めた穴は発見できたが、測定器具は目印とともに比叡山のほうに持っていかれたようである.これで1万円の損害である.間直之助さんはこのような事態は予測されていたのであろうか? お尋ねしたいがもう遅い.

 本日の参加者(敬称略:そろそろこの表現も略してもいいのでは)は、三輪、飯室、池内(恒)、松浦、川崎、周田、鎌田、橋本(敏)、三品、榎本、加藤、有山、岡阪、井上(勝)、渡辺(克)、黒田、ツトムチャン、中村(伸)、大井、大島、大久保、石原、小吹、中廣、阿閉夫妻、橋本夫妻、河村、猫田、に筆者の31名.

 井上さんの音頭とりで、麦畑の準備をしていたが、予告どおりに、本日種まきを実施した(5217,5218,5226,5227・・・・5238,5240、・・・5248).

井上さんの報告です.
蒔き手は、ミレーの絵画風?!  大原女風?!
今日は好天に恵まれ、麦の種蒔きが、和やかなうちに完了しました。
みなさま、お疲れ様でした。
そこで、一句
麦蒔きし 昔の乙女 ミレー超え(失礼)
今回、蒔き方は、「バラ蒔き」にしました。
前週、Hさんから「条蒔き」の提案があり、「条蒔き」で行くつもりでしたが、師匠から「バラ蒔き」のほうが「収穫」が多いといわれ、変節しました。(Hさんごめんなさい)
順調にいけば、約1ヶ月で新芽が5cmぐらいに成長しているはずです。
そのときに、米ぬかを撒きます。
麦踏は1月後半ごろにやる予定です。
麦は湿気が無い方が良く、降雨が無かったとしても、野菜のように水をやる必要はありません。全く手のかからない優良児です。
期待される収穫ですが、来年6月にならいとなんとも言えません。
しかし、毎年種を蒔き続けることで、畑がどんどんよくなりますので、収穫も毎年増量すると師匠から教えられています。
継続は力なり。マッタケと供に数年先に期待しましょう。
 
 京まつたけ復活・アカマツ林再生活動は、澤田山Ⅱで切り倒した材運びが盛ん(5249,5250、5251、5252).

玉城山上区 11月16日作業報告(榎本)
玉城山上区とは、その上側を通る「箕ノ裏ヶ岳林道(仮称)」から南西方向へ下ること玉城山下区上部に至る尾根筋長さ7~80m、その西側斜面の幅2~30mの整備作業地域を指しています。
11月4日山主のT氏の見立てにより、先ず玉城山上区下部の比較的良いアカマツの植生地域(約30m×30m)の環境整備作業に入りました。とりあえずヒノキやソヨゴなどを中心とした大径木や枯松を伐採しました。
過密した玉城山上区では、この大径木(Φ5cm以上)の伐採方法について、その下位にある中小径木(Φ1~5cm)を如何に損傷せずに切り倒すか、かなりの工夫がいるということに気付きました。
特にツツジ類は折れやすいようで、倒木により裂け折れているのが気になります。その割りに粘り強いのがネジキのようです。このような中小径木を上手く残し進めるように環境整備をしなければならないとのことです。
山菜料理で味わうコシアブラやタカノツメには、目印に白い布切れを付けてもらいましたので、この木は切らないでください。来春のコアタイムでは、この新芽の芳ばしい天麩羅が味わえさせてもらえると思います。
11月10日の作業は、伐採木を適当な長さに切り数箇所に積み上げたり、伐採木を搬出するための作業道(桟道もどき?)を20m程整備しました。
本日(16日)の作業は、4日、10日に伐採した倒木を枝を払い、①伐採マツは焼却のため玉城山下区・P (駐車)場へ運び出しました。②他の伐採木は運びやすい長さ(1~1.5m程度)に切って積み上げました。
③作業道上部には、焼却すべき伐採枯松を積み上げてありますので、25日のトラック搬出日には、何人かの応援を得てP 場までの運び出しをお願いしたいと思います。
④切り取った葉つきのヒノキや潅木類は、積み上げ乾燥してから搬出するとのことです。
山保全の仕事は、勝手な判断ではなく(先人の)手順を踏んだ作業が必要だと実感しています。(以上)

玉城山下区の報告が、世話人岡阪さんから未だ届いていない.待ってるぜー!!
 
 澤田山の傍には、仏教大グラウンドの建設に必要な資材運びのために造った10tトラックの通れる道が静原の砕石工場まで続いている.水を確保すれば第2のベースキャンプに使用もできる広場もある.

参加者の方々の活動振りは、Nikon写真集やYahoo写真集で御覧ください.
<皆さんの活動の様子を見る> 
写真は、このブログの左下にあるBookmarkのマツタケ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、ここ1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.
 Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.
 もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、保存も印刷も出来ます.大いにご活用ください.
 
<お知らせ>
1)次回25日(土)には、吉川さんのトラックで、必要なヒノキ材やマツノザイセンチュウ病害木を香川ベースキャンプへ運び出します.
3)11月17日(金)、午前9時30分から、鹿背山でまつたけ山づくりがある.木津町鹿背山公民館集合.問合せは中村(075-256-5055)まで.
4)11月23日(祝)午前10時30分~午後4時 京大植物園観察会(第44回)がある.テーマは『植物採集と植物園』―生きている“標本”の存在意義を考える―.京大総合博物館(百万遍下る東)の見学会もあります(13:00~16:00).
5)11月26日(日)午後1時より、京大11月祭北部祭(理学部2号館:東大路今出川百万遍交差点を東に、京大北部構内北門入る直ぐ左)で、マツタケのシンポジウム開催.京まつたけ復活・里山再生『まつたけ十字軍運動』の紹介、パネルディスカッション(まつたけの魅力).問合せは、大月(090-4280-3334)まで.

三品さんより山菜用根堀や鍬の寄付がありました.感謝!!
寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
                口座No.: 普通預金 3698173 



主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

コメント
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