まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第155(修整)号-

2006年11月10日 |  マツタケの林地栽培 
京まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動に集う





第67回(11月10日)活動報告


異常気象で秋本番の訪れがずれ込んでいたが、ここ数日の、平年並みに過ぎないのだが、最低気温の低下により、やっと岩倉に於ても、紅葉らしきものが目立つようになった.
京都府のマツタケ生産速報では、例年の1.5倍ほどの生産量になるとのこと.すると、約10tほどかな.

本日の参加者(敬称略30名)は、宮崎、中廣、安永、鎌田、三品、周田、野村、松浦、森、今西夫妻、榎本、三輪、大島、岡阪、有山、浅野、藤井、林屋、大久保、越智、杉山、川村、真理子、中城、橋本(敏)、猫田、阿閉(仁)、大月、井上(勝).

報告が、澤田山Ⅰの代表世話人の宮崎さんから届きました.

 朝10時ころに香川山ベースキャンプに入ると、すでに越智さん、中城さんがきのこ栽培室の工事作業を始めておられた。香川理研大井さんの工事の応援とのこと。
 
10時半過ぎには20数名の方が集まられ、11時ころ玉城山Ⅰ、Ⅱ、澤田山Ⅰ、Ⅱの4班に分かれて出発。私は澤田山Ⅰに入りましたので澤田山Ⅱ、玉城山の状況が分かりません。榎本さん、岡坂さん、今西さんからのご報告を待ちます。

澤田山Ⅰには三品さん、安永さん、林屋さん、初参加の野村さん、宮崎で入りました。今回初参加の野村さんは、私と一緒に丹後の里山市民園作りに参画されていた日系3世ブラジル人で、京大で情報工学の学位を取られ「環境に配慮した循環型社会作りの道筋を、情報工学を使って解明する?(私の乏しい頭での理解ではそういうことらしい?)」という何やらムズカシイ研究をしておられます。丹後の里山市民園プロジェクトにもそうした観点から参加され、現在の香川山の状況やマツタケ十字軍の活動が大いに参考にしていただけるのではないかと思いお誘いしました。

澤田山Ⅰ班は、午前中は入山口近くの平坦地、午後には昔マツタケが採れたという最上部の候補地の雑木整理を行いました。澤田山Ⅱでは今西さんと久しぶりにご参加の浅野さんのお二人の山の専門家を先頭にチェンソーはもちろん、簡易ウィンチや木登り装具などの充実装備を駆使してかなり整備が進んだ模様です。

玉城山までの悪路も橋本さんをはじめとした地道なご努力のおかげで見違えるように走りやすくなっており、以前は床を擦りまくって壊れるのではないかとヒヤヒヤした私の車でも今回はまったく擦ることなく走れました。

午後1時にはいったん香川山に帰って昼食。本日のメニューは、炊き込みご飯に今西さん提供のかしわ入りポタージュスープ。午後の作業が終わって帰ると猫田さん特製のミスドも真っ青のおいしいドーナツと嵯峨御流の手島宗匠差し入れのケーキのおやつが待っていました。

井上さん主宰の麦畑は大久保さん、阿閉さん他の手も借りて順調に進んでいて、午後には猫田さんも加わりさらに駐車場横まで開拓が進んでいました。井上さんの報告によると、駐車場の隅に、農林61号用の畝が完成しました。猫田さん、阿閉さんの強力助っ人によるものです(感謝)。ここは、比較の為、腐植を入れずにおきました。16日の播種が楽しみです。
皆さん、次回の活動日16日が麦蒔きDayになります.来年は、うどんやパンが自前のもになりますぞ!鹿害対策の柵作りも必要になってきますね、皆さん、応援をしましょう!

お茶畑も順調に生育していますが、畑の方は阿閉さんのイチゴはじめ、タマネギ大根など、また有山さんが丹精こめられた果樹園の若芽が鹿の食害にやられてしまいました。これから山に食べ物が少なくなる季節に向かって獣害対策を急がねばなりません。

朝、澤田さんに鍵をお借りしにうかがった際、「澤田山の峠を越えて静原側へ少し行くとキャンプのできる広場がある。昔、新静原街道建設工事の際、鹿島建設が拓いたもので、ログハウスもあったが今は撤去されてない。よかったら使ってください。」とおっしゃっていただきました。猫田さん、いつかバーベキューパーティーでもやらせていただきましょう。

共同通信社京都支局高山記者の取材があり、榎本さんが玉城山上を案内されたという.京まつたけ復活・里山再生 まつたけ十字軍運動も広く認知されてき、この里山再生活動が、京都の一つの形として定着しつつあることにもなってきている.僕たちだけの楽しみの枠を超えることの意味、怖さ恐ろしさなど考えねばならないのもしんどいものだ.

<皆さんの活動の様子を見る> 
写真は、このブログの左下にあるBookmarkのマツタケ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、ここ1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.
 Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.
 もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、保存も印刷も出来ます.大いにご活用ください.

 
<お知らせ>
1)11月12日(日)午前10時から、能勢の里山再生活動がある(府民牧場傍).場所など、問合せは能勢農場(072-734-1797)まで.
2)11月12日(日)午前11時から3時まで.るり渓やぎ農園(京都府園部大河内小田仮4)で収穫祭がある.参加費は大人3000円、小学生未満は無料.昼食には豚料理.ソーセージ作り、パン焼教室.乳製品などの販売コーナー.食器・箸持参.問合せは、片岡(0771-65-9010)まで.
3)11月17日(金)、午前9時30分から、鹿背山でまつたけ山づくりがある.木津町鹿背山公民館集合.問合せは中村(075-256-5055)まで.
4)11月23日(祝)午前10時30分~午後4時 京大植物園観察会(第44回)がある.テーマは『植物採集と植物園』―生きている“標本”の存在意義を考える―.京大総合博物館(百万遍下る東)の見学会もあります(13:00~16:00).
5)11月26日(日)午後1時より、京大11月祭北部祭(理学部2号館:東大路今出川百万遍交差点を東に、京大北部構内北門入る直ぐ左)で、マツタケのシンポジウム開催.京まつたけ復活・里山再生『まつたけ十字軍運動』の紹介、パネルディスカッション(まつたけの魅力).問合せは、大月(090-4280-3334)まで.

寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
                口座No.: 普通預金 3698173 



主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

コメント
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