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栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2025-2026」

土曜のボツ予想~ダンシングブレーヴとホワイトマズル、ディープインパクトとハーツクライ

2025-05-31 09:47:21 | 血統予想

1着ミュージアムマイル≒ジオグリフ
2着クロワデュノール≒イクイノックス
3着マスカレードボール≒ドウデュース

今年の皐月賞の1~3着は血統とレースぶりと着順が22年1~3着と重なるところが多いのですが、以下のようにマスカレードボールとドウデュースはサンデーサイレンス、トニービン、Mr.Prospector、そしてMajestically≒ダンシングブレーヴが共通し、皐月賞を直線だけで追い込んで3着というのも同じ



ただドウデュースが「令和のダンシングブレーヴ」と形容すべきピッチの速さで一気に追い込んだり捲ったりするのに対し、マスカレードボールは重厚なストライドでゴールまで脚を伸ばしつづける感じで、むしろマスカレードボールのほうがハーツクライっぽい脚質というべきで、直線先頭に立ってからのLyphard+Hyperion的な粘着力こそが本領ではないか、とすら思えるんですよね

Ela-Mana-Mouの重厚なスタミナを受けたホワイトマズルは、父ダンシングブレーヴとは全くタイプが異なる持続力に長けた中距離馬でしたが、代表産駒は春天のイングランディーレ(1)、菊のアサクサキングス(2)、JCダートのニホンピロアワーズ(3)、シンガポール国際のシャドウゲイト(2)、括弧内は勝ったときの4角順位で、ようするに先行前受けでしかG1勝ってないんですよね

このマスカレードボールのそこはかとないホワイトマズル臭、ハーツクライ臭、Lyphard+Hyperion臭、たぶん坂井瑠星は感知していると思うので、ここも共同通信みたいに乗ってくるんじゃないかと思ってます

リラエンブレム:Nijinskyコンクシェル
ショウヘイ:Wild Riskサートゥル
エリキング:重厚ジャスティンミラノ
ドラゴンブースト:RobertoTom Fool機動
レディネス:スワダンジグ嵐猫入り
ファンダム:ナスペリ・サートゥル
ミュージアムマイル:ナスペリ・テースト
エムズ:Sir Gaylordメンテ
ジョバンニ:エピグルームNever Bend肩
トッピボーン:Ribot肩持続ピッチ
ニシノエージェント:外差しMonsun魂
カラマティアノス:Hyperionデオロ
クロワデュノール:Busted重厚前受
ホウオウアートマン:トニービン×Street Cry
ファウストラーゼン:Never Bend肩Aureole捲
ファイアンクランツ:目黒記念トニービン
マスカレードボール:Lyphardメンテ
サトノシャイニング:Halo≒Sir Ivor鋭敏




東京はまだ降りつづいていてダートは現在重、アハルテケは人気ですが◎ウェイワードアクトで
4勝目が重の東京マイルで、Mr.ProspectorとSecretariatが多い配合で軽いダートが合うし、距離も1400より1600がベター
ヒモ穴となると▲レディントンですかね、サトノアラジン牡駒はダ>芝だし、クラウンアスリートの仔もダート走るし、脚元カッチリでいきなりダートこなしても不思議ないかと

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では葵Sと鳳凰Sを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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5/24,25の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2025-05-29 23:10:28 | POG

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したエーデルヴェーグ(牝3歳)が土曜京都4Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

エーデルヴェーグ(牝・父サートゥルナーリア、母インナーアージ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104647/
エリザベス女王杯(G1)を勝ったブレイディヴェーグの4分の3妹。父サートゥルナーリアにとってディープインパクト肌は理想的で、母方に入るヌレイエフはキンカメ系の成功パターン。ミュージカルウェイ一族らしくサイズは小さめだが、それでも走るのがこの血統。芝中距離で大成するだろう。(栗山)

■土曜京都8R1勝クラス シャハザマーン(POG・栗山)
■日曜東京7R1勝クラス モルトマエストーソ(一口・栗山)
■日曜東京9R調布特別 コルレオニス(POG・栗山)
■日曜東京10RフリーウェイS グロリアラウス(一口・栗山)



5/25イスパーン賞(仏G1・芝1850m)を勝って通算[7-1-1-1](G1は3勝目、着外は凱旋門賞4着)としたSosie、上の血統表を見てのとおり、2014年の独ダービー馬で種牡馬としてもJCに来たFantastic Moonなどを出して成功しているSea the Moonと3/4同血です
SanwaやSahelはバーデン大賞典のSamumや独オークスのSalve Reginaの全きょうだいでもあり、Sosieは母父がShamardalというのもまた魅力で種馬としてSea the Moon以上に成功しそう



さっきトロヴァトーレの原稿を書いてるときに調べてみたんですが、もともとソニンクの牝系はマイラー質ではあるものの、キングカメハメハ系種牡馬を配するとルーラーシップでフリームファクシ、ロードカナロアでスティクス、キングカメハメハでビキニブロンド、ドゥラメンテでアドマイヤザーゲ、リオンディーズでヴァーンフリート、ワークフォースでスラッシュメタル、そしてレイデオロでトロヴァトーレと、Kingmambo≒ソニンクのニアリークロス(Mr.ProspectorとNureyevとRibotが共通)によって両者のパワーマイラーっぽさがONになりやすい、という傾向が見てとれますな

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第86回優駿牝馬回顧~「1/4スピード」で輝くスタミナ

2025-05-28 12:40:03 | 血統予想

東京11Rオークス
◎18.エリカエクスプレス
○9.エンブロイダリー
▲12.ブラウンラチェット
△1.アルマヴェローチェ
△14.サヴォンリンナ
×10.タイセイプランセス
エンブロイダリーは父アドマイヤマーズと似た体質で典型的なマイラーではないし、血統や脚元から馬場が渋るのはむしろプラス。減点材料はないに等しいが、3歳牝馬路線において最も才気を感じさせたのはエリカエクスプレスのフェアリーSだと思う。エピファネイア×ガリレオ×アナバーという気難しいが底力抜群の中距離血統で、なのに前傾ラップのマイル戦を器だけで圧勝してしまった。桜花賞も新馬も4角逆手前でふくれていたように、他馬が近くにいるとうなるし、初コースで先頭に立つと物見するしで、まあとにかくややこしい気性には違いないのだが、戸崎さんは繊細な牝馬をソフトに乗りこなす手腕にかけては日本人ナンバーワンと言ってもいい。どうエスコートするかに見物料。気分よく走らせられれば、父のJCのような圧勝になっても驚けない。ブラウンラチェットは誰が見ても中距離馬だし誰が見ても大箱向きで、オークスでは印を回そうと思っていた。今夜かなりの雨量ということなので、重になるようならばサヴォンリンナとタイセイプランセスをヒモ穴に。

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例によってNETKEIBAの全頭血統解説から1~3着を

カムニャック
キープカルムやラウルピドゥの半妹で、ヨカグラの姪で、母ダンスアミーガはJRA5勝(芝1400~1600)。牝祖ダンスパートナー(オークス、エリザベス女王杯)はダンスインザダークの全姉でフェデラリストの母。ブラックタイド×サクラバクシンオーはキタサンブラックで注目された配合だ。Nijinsky的な胴伸びとRibot的な立ち肩はダンシングキイ一族のイメージで、フローラSは出来が上がっていたが東京の中距離も合う。これまでとは相手が違うが距離コース適性で。(距離◎スピード○底力○コース◎)



アルマヴェローチェ
モンドキャンノやカリボールの姪で、母ラクアミはJRA3勝(芝1400~1600)。母母レイズアンドコールはアイビスサマーダッシュ3着で、子孫にサクラバクシンオーのスピードをよく伝えている。父ハービンジャーはキングジョージ勝ち馬で、ディアドラ、チェルヴィニア、ナミュールなど牝馬の大物も出す。脚長で大箱向きのストライドで、タイプとしてはナミュールと似て、末脚は確実だし馬場が渋ってもOK。2400だと1600ほどは弾けないかもしれない。(距離○スピード○底力◎コース◎)



タガノアビー
母母スペシャルディナーは優秀なスペシャルウィークの肌で、タガノビューティー、タガノブルグ、アイトーン、タガノエスコートなどJRA出走産駒12頭のうち9頭が勝ち馬となっている。父アニマルキングダムはサトノダムゼルやサトノメサイアの半兄で、ケンタッキーダービーとドバイワールドCに勝った強豪。Blushing Groomの直系だ。重厚な中距離血統で2400は合いそうだが、多頭数は捌きづらい。スタミナでどこまで追い込めるか。(距離◎スピード○底力◎コース○)



今年のオークスはレースラップが12.3-10.6-11.9-12.6-12.6-12.7-12.9-12.9-12.5-11.6-11.4-11.7、入りはわりと速かったんですが、エリカエクスプレスは初コースでハナに立つと物見をする(初めて見るものに驚いたり怖がったりする)ようで、桜花賞も新馬も4角で何かを見て逆手前になって膨れてしまった

そしてオークスでは2角から逆手前になってしまい、逆手前のままでは走りにくいのでそこから12秒台後半にペースダウンし、けっきょく上がり3Fのケイバになりました

とはいえ上がり3Fのケイバになって、スピードや瞬発力に優れた馬が好走したかというと一概にそうではなく、エリカエクスプレスは本領の持続力を活かした逃げだったとは言いがたいし、エンブロダリーはペースダウンしてからずっとかかり気味に

終わってみれば私が距離適性◎をつけたカムニャックとタガノアビーが1着3着で、長いところが向きそうな馬がゆったり追走できて脚を伸ばせるレースになったというべきですかね

とはいえ、カムニャックやタガノアビーのフローラS組が、距離適性やコース適性だけで桜花賞組を凌駕できるかというと私は疑問でした

タガノアビーは名繁殖スペシャルディナーの孫娘で、母はアイルハヴアナザー×スペシャルウィークでAureoleの薄いクロスをもつので、矢車賞は6頭立ての後方一気、フルゲートの1番枠を引いたフローラSでは直線馬群を割るのに四苦八苦していたし、これたぶんマイルドAureole魂やと思うんですよね

それだけにここも大外一気でくるのだろうと思ったら、道中最後方から直線ポッカリ空いた最内に突っ込んだのは、荒れ馬場をこなすパワーも考慮した藤岡祐介の作戦奏効というべきかと…馬と馬の間を割るのがAureoleは一番苦手

98~99年に名勝負を繰り広げた3強は、グラスワンダーがスクリーンヒーロー~モーリスと一子相伝で父系を繋ぎつづけ、スペシャルウィークは肌に回って成功しシーザリオを通じて血を拡散させつづけ、しかしエルコンドルパサーは僅か3世代の産駒を残して早逝してしまった

しかもKingmambo×Sadler's Wellsでパワーとスタミナに長けた血統だけにかなりコルトサイアーで、牝駒のオープン馬は3世代でたった3頭だけ

最も走ったのはTCK女王盃に勝ったラピッドオレンジ、2番目に走ったのがオークス馬ダンスパートナーの娘ダンスオールナイトで、芝中距離で5勝をあげ6歳の中山牝馬Sで3着に追い込んで引退しました

ダンスオールナイトはかなりスタミナに寄った血統ですから、ハービンジャーやワークフォースやジャングルポケットとの配合では不発に終わりましたが、サクラバクシンオーのスピードが注入されたダンスアミーガだけはオープン級のマイラーとして活躍し、JRA5勝、ターコイズS2着、関屋記念と中京記念で4着

そこにディープインパクトの全兄でディープインパクトよりもウインドインハーヘアの重厚さを伝えるブラックタイドが配されて、「3/4Northern Dancerクロス」「1/4スピード」という教科書的な形でオークスを勝ったのがカムニャック、しかしサンデーサイレンス2×4のG1勝ちは初ですね

スタミナのダンスオールナイトに最強スプリンターを配してオープン級のマイラーが出て、そこに重厚な中距離馬ブラックタイドを配してオークス馬が出たというのは、配合の流れとしては順当というべきです

カムニャックとキタサンブラックは母父サクラバクシンオー、タガノエスプレッソとマイネルフロストとライジングリーズンは母父キングカメハメハ、フェーングロッテンは母父キングヘイロー、テイエムイナズマは母父Danzig、フェーングロッテンはキングヘイロー、種牡馬ブラックタイドがマイラー質な母や母父との配合で成功しているのも極めて順当といえ、ブラックタイド×ダンスオールナイトではオークスまでに二つ勝つのがなかなか大変でしょう

カムニャックはデビュー当初から友道の中距離馬という雰囲気を醸し出してて、その後2戦が案外で人気を裏切りつづけたのは、マイルが忙しかったのに加えて出来もイマイチだったようで、フローラSのパドックは例の馬見の達人と現地で見てたんですが「私この馬デビューから全レース見てますが、今日は前走より全然いいですよ。新馬の次にいいです」と仰ってましたね

ブラックタイドはディープインパクトと違ってSir Ivor的なしなやかさや斬れを受け継がず伝えなかったので、これもエルコンドルパサーに匹敵するほどのコルトサイアーで、牝駒の重賞勝ちはこのカムニャックが2頭目

こんなコルト血統でオークスを勝ってしまうとは、さすが友道、さすが金子と言うしかないですな

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日曜のボツ予想~シュネルキンやりたい(・∀・)

2025-05-25 09:42:15 | 血統予想

愛2000ギニーは英2000ギニー2着Field of Goldが人気に応え快勝、Kingmamのワンツーとなりましたが、またまたシスキンと相似のA級マイラー出現





勝ち時計が1分36秒台と速いし、映像を見てもなるほどシスキンに通じる柔さとバネがあり、こうなるとやっぱりシュネルキンやりたくなりますな(・∀・)

京都最終は内ドレ◎パーサヴィアランス、3走前も1枠2番から最内をすくって複穴をあけています
アビラはデインヒルとAllegedのRibotパワーを伝えるのでジェベルムーサやフルムなどダート巧者も出る牝系ですが、本馬はドレフォン×ディープインパクトで当初は芝を主戦場としていたように、ダートなら脚抜きのいい馬場がベター



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではオークスと都大路Sと丹沢Sを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではオークスを予想していますので、日曜もよろしくお願いします


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土曜のボツ予想~Ribot肩掻き込むリアステ産駒

2025-05-24 09:44:22 | 血統予想

京都はこれから終日雨予報、東京も今夜から降る予報でオークスの前日予想が悩ましい…

メルボルンはドウデュースの弟◎エンダードラゴン、Ribot肩で脚元カッチリのリアステ産駒とくれば芝道悪は鬼じゃないかと思うんですが、今んとこ単勝1人気(連複2人気)なので薄ら笑いを浮かべてボツ予想へ…穴はジワジワ良くなってきた▲プチプランス



オーストラリアは芝血統でダートなら脚抜きのいい京都1400がベストコースっぽい◎フェンダーと、これも京都1400の重が一番斬れそうな○ワーズワース、好位から抜け出す吉村誠之に大外に持ち出した高杉吏麒が襲いかかる

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では平安SとカーネーションCを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では平安Sを予想していますので、今週もよろしくお願いします


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5/17,18の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2025-05-22 19:14:43 | POG

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したマンオブノーブル(牡3歳)が土曜京都4Rの未勝利戦(芝2400m)を勝ち上がりました。

マンオブノーブル(牡・父キズナ、母キトゥンズクイーン)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022106630/
母方にSadler's WellsとDanzigを併せ持つキズナ産駒は成功しており、バスラットレオン、パラレルヴィジョン、ライトバック、ウエストナウなどが出ている。母キトゥンズクイーンはアメリカで走り、芝9ハロンのG1ダイアナSで3着と健闘した。母の父Kitten's Joyは米チャンピオンサイアーに輝いた芝向きの名種牡馬。本馬はトゥデイイズザデイ(オープンクラス/父ディープインパクト)の4分の3弟。配合的にはこちらのほうがいいと感じる。芝向きの中距離タイプだろう。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2023)』で栗山求が推奨したビリングス(牡3歳)が日曜東京5Rの未勝利戦(芝2400m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父フィエールマン
母トレジャーステイト(Oasis Dream)
牡 募集価格:3500万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104930/
ピースオブエイト(毎日杯)の半弟。母トレジャーステイトは現役時代にダートで3勝クラスまで出世しています。母の父Oasis Dreamはダンシングブレーヴを抱えており、ダンシングブレーヴはディープインパクトとニックスの関係にあるので、その息子フィエールマンとの組み合わせも期待できます。フィエールマンは天皇賞・春(G1)を連覇し、菊花賞(G1)も制したステイヤーですが、芝2000mの天皇賞・秋(G1)では久々をものともせず女傑アーモンドアイに1/2馬身差まで迫りました。一介のステイヤー種牡馬ではなく、中距離型も出せるタイプでしょう。本馬はGreen Tune≒Rubies From Burma3×3。母トレジャーステイトはダートホースでしたが、半兄ピースオブエイトと同じく芝でも問題ないはずです。(栗山)

■土曜東京6R1勝クラス ホウオウアートマン(POG・望田)
■土曜新潟9R尖閣湾特別 アンテロース(一口・栗山)
■土曜京都9Rあずさ賞 マイユニバース(POG・栗山)
■日曜新潟8R1勝クラス エイブラムス(一口・望田)
■日曜東京11Rヴィクトリアマイル2着 クイーンズウォーク(POG・栗山)



栗山求ちゃんが推奨コメントで書いているように、Oasis DreamはGreen Desert×ダンシングブレーヴの名スプリンターで、以下のようにOasis Dreamの肌はディープインパクト系種牡馬と相性がよく、特にスピルバーグやワールドエースやフィエールマンなど長いところの種牡馬との配合で成功しています

●父ディープインパクト系×母父Oasis Dream


これはキングヘイロー肌がキタサンブラックやブラックタイドやキズナとの配合で成功したのと似たような構図ですよね
というわけで、イクイノックス×シスキンの輝かしい未来が見える…見えるぞおおお

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第20回ヴィクトリアマイル回顧~ダイワメジャーA級配合、格で差し切り

2025-05-21 10:48:16 | 血統予想

東京11Rヴィクトリアマイル
◎17.アスコリピチェーノ
○10.ボンドガール
△13.ビヨンドザヴァレー
◎ミアネーロは実は東京マイルがベストコースではないか、というストーリーでもう半分ぐらい書いていたのだが出走取消…。一気に力が抜けてしまったが、もともと印は4頭しか入れてなかったのでこの3頭で。
アスコリピチェーノは母系が欧州本格派で、ダイワメジャー産駒のマイラーとして充実一途で順調に成長してきた。特に前走は短距離でうなりながら先行したのが好感で、ダイワメジャーだからここも前で受けてこそだろう。ルメールが正攻法で押し切るとみた。
ヴィクトリアマイルはシアトルスルーの血を引く馬が好走するし美味しい馬券になる。ボンドガールは母母父がエーピーインディ系マリブムーンで、ダイワメジャーにしては脚長でしなやかなストライドで走るのはこの影響だろう。東京新聞杯ぐらい走れば馬券になるとみたいが、これもやっぱりダイワメジャーだから差しに回りすぎるとまた2着3着かもしれない。
アリスヴェルテが前走控えて好走しているだけに、ペースは上がらず前残りもあるとみてヒモ穴はビヨンドザヴァレー。イスラボニータにナスキロ血脈を重ねた大箱向きのマイラーで、いつも最後のひと押しが課題だがここは展開に恵まれそうだ。

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やることがいろいろあって遅くなりました…例によってNETKEIBAの全頭血統解説より1~3着を

アスコリピチェーノ
アスコルターレやアスコルティアーモの妹で、母アスコルティはJRA2勝(芝1200~1400)。母母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ち馬で、タッチングスピーチやサトノルークスやミスタージーティーの母。母系にSadler's Wellsが入るダイワメジャー産駒といえばアドマイヤマーズやレシステンシアがいる。母方の重厚さも強く底力や成長力に富み、前走1351TSはダイワメジャーらしく前で受けて勝ったのも好感。充実一途でマイル女王の座へ。(距離◎スピード○底力◎コース◎)



クイーンズウォーク
グレナディアガーズの半妹。母ウェイヴェルアベニューはBCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7F)勝ち馬でMr.Prospector4×4・5。父キズナは昨年のリーディングサイアーで牝駒がよく走ることでも知られる。本馬は父を大型で北米パワー質に振ったイメージで、重の金鯱賞を力強く差し切ったように、パワー勝負に強い中距離馬。マイルの高速戦では、スピードの絶対値で一線級に譲る。脚元をみても馬場が渋るのはプラスで、雨で浮上。(距離○スピード○底力◎コース○)



シランケド
イメンシティ大賞(伯G1・芝1600m)勝ちVery Nice Moonのイトコ。母母ビーフェアーはブラジルオークスなどに勝ったブラジル最優秀3歳牝馬。父デクラレーションオブウォーはトップナイフ、タマモブラックタイ、セットアップなどの父。母父ディープインパクト譲りのしなやか体質で、地力と持続力に長けた中距離馬。デクラ産駒らしく脚質は逃げ差し自在で、3連勝で重賞制覇と上がりに上がる。ここはマイルの高速決着への対応が課題に。(距離○スピード○底力◎コース○)



「24年は前後半45.4-46.4の前傾ラップでマイル路線を走っていた馬のワンツーだったが、後傾ラップならランブリングアレーやスターズオンアースのような中距離馬も好走可能」と導入文で書いたのですが、今年はアリスヴェルテが離して逃げてレースラップは45.4-46.7、離れた2番手以降は46-46、後方組は47-45で走破したというレース

今の高速馬場においては、マイラーであっても中距離馬であっても、47ちょいで追走し45ちょいで上がることはたやすいので、だからゴール前は横一線の追い比べで8頭がコンマ3秒以内にひしめく混戦になったわけで、ちなみに前週のNHKマイルを45.8-45.9で差し切ったパンジャタワーがそのままのペースで走破すれば、アドマイヤマツリの2馬身前で先行押し切った計算にはなるわけです

まあグランアレグリアやソングラインやアーモンドアイのクラスならば47-44で走破できるんですが、そのレベルの馬がいなかったのでアスコリピチェーノが格でギリギリ差し届いたというレースだったかと

9Rテレ玉杯を勝ったボーモンドのルメールのコース取りをみても、東京芝コースは良に乾いても内のほうが伸びない馬場状態だったようで、掲示板に載ったのは8枠3頭と6枠12番と2枠3番、フルゲート18頭だと内枠は不利だったという結果にもなりました

だから1枠2番ステレンボッシュは外に出せればもう少し脚を使えたんじゃないかとも思いますが、シランケドも直線はまず内を狙ったものの、内にいる馬たちがみんな伸びあぐんでカベになりかけたので外に切り替えて、あれ最初から外に行っていればもっと際どかったかもしれず、それだけに2枠3番アルジーヌを直線で早々と外に持ち出し踏ん張らせたレーンの手腕も光りました

マイラーとしての能力ならばダイワメジャー2頭だろうと思ったんですが、ボンドガールは返し馬からもう押さえるのが大変そうで、ユタカは出していけずにソロッと乗るしかなく、それでもペースが速くないので最後方でずっとかかり気味でした

アスコリピチェーノの母アスコルティは芝1200~1400で2勝、しかし血統はDanehill Dancer×Sadler's Wells×Irish Riverですからなかなか重厚で、ダイワメジャー産駒で母系にSadler's Wellsとデインヒルが入るのはレシステンシアと同じ

Sadler's WellsとDanzigが入るのはメジャーエンブレムと同じで、Sadler's Wellsが入るのはアドマイヤマーズと同じで、仏G1ロイヤルオーク賞連覇のDouble Majorも母がDansili×Rainbow Questで、ダイワメジャーの大物はほとんどが重厚な欧州血統の母から出ています

ダイワメジャー産駒がG1を勝つたびに同じことを書いてますが、マイラー種牡馬には中長距離の肌、中長距離種牡馬にはマイラーの肌、というのが配合論のイロハのイで、ちなみに日本ダービーはというと

父エピファネイア、母BCJフィリーズ2着
父サトノクラウン、母芝マイル3勝
父ハーツクライ、母北米ダ短重賞2勝
父ディープインパクト、母母BCJフィリーズ勝ち
父ディープインパクト、母BCフィリー&メアスプリント(ダ7F)勝ち

「父芝12F×母北米短距離~マイル」的な配合が5年連続で勝ってます

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日曜のボツ予想~凱旋門怨念強力相似

2025-05-18 10:10:45 | 血統予想

プリークネスはJournalism、Kダービーの出走馬ではルクソールカフェとSovereigntyとJournalismの血統が双璧で、母系に入るBernardiniの優秀さについては何度も書いてますがリスポリよかったね
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/819a37715ba356f6d97f1c3ddc343294



オルフェーヴルの2年連続凱旋門2着からもう12年も経つわけですが、勝ったのはMotivatorの娘TreveとPoligloteの娘Solemiaで、だからライバルの血を取り込むという視点でいうならば、オルフェーヴル×Sadler's Wellsでラッキーライラックやオーソリティやエスポワールが出たのは物語として順当なわけです

そのエスポワールにドゥラメンテを配して、サンデーサイレンスとトニービンとノーザンテーストという歴代リーディングサイアーの血をクロスし、おまけにKingmamboの父系でNureyev≒Sadler's Wells5×5もクロス

オルフェーヴルとナカヤマフェスタとエルコンドルパサーで計2着4回、この積年の恨みを詰め込んだような強力な父母相似配合でアロヒアリイは生み出されました



そんなアロヒアリイが凱旋門賞をめざして渡仏というのは、まずはパリ大賞典ですが頑張ってほしいなあと…ちょっと脚は遅いですが底力は並ではなく、バレークイーンは3歳が旬だし、ドゥラメンテのラストクロップでもありますからね

BSイレブンは◎ベルウェザー
母方が芝ストライド血統で、元旦産駒でも芝馬のようなストライドで走る馬で、ダートなら東京の重でこそ狙いたい



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではヴィクトリアマイルと東京6Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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土曜のボツ予想~直千のマクフィ娘

2025-05-17 09:38:31 | 血統予想

地元の八百屋に山菜が並ぶ季節になりましたが、あずき菜をオリーブオイルと塩麹で和えたらわかっちゃいるけどめちゃんこ美味いんだ



今日は各地雨で馬場状態はどんどん悪化していきそうですが、国分寺はカーネーションが好内容○カンティアーモと今は1400より1800が合いそうな▲ルージュスエルテが有力
しかし渋った東京1800なら◎エバーハピネスも現級を勝てる力はあると思うので、ドゥラメンテ黄金配合(母系にGone Westが入ってヌレサドクロス)に一票





東京最終は◎カルネヴァーレ、母はNorthern Dancer4×4で自身はMajestic Prince=クラウンドプリンスの全きょうだいクロス5×4、グランド牧場さんこれ狙いたくなったのか、ノースケープ牝系にダノンレジェンドを配したのがこれまで4頭もいて、本馬とクールライズ(JRA2勝)が勝ち馬となっています
前走は外に出してからの伸びが目立ったし、また最内枠で乗りやすくはないでしょうが、速い馬場は向きそうなタイプだし距離も1200よりはマイルだろうと

新潟はついに中央に舞い戻ってきた8Rはるおも気になるところですが、6直千は橋本の◎ラブカマクフィーに注目
マクフィ牝駒の直千は[4-1-2-13]単回値262複回値147と狙いどころ、特に7~8枠を引いたときは以下のように[2-0-2-1]、まあ今の新潟では8枠に入っただけで穴人気するので現在5人気です





NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では新潟大賞典とあずさ賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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5/10,11の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2025-05-14 12:51:58 | POG

5/16追記
シルクHC追加募集より望田が1頭ピックしました

■土曜東京8R2勝クラス スカイハイ(POG・栗山)
■土曜東京9R分倍河原特別 アルセナール(一口・望田&栗山、POG・望田&栗山)
■土曜東京11エプソムC3着 トーセンリョウ(ディープ・望田)
■土曜東京12R2勝クラス イノセントキャット(一口・栗山)



上がり10.8-11.3の毎日杯を豪快に差し切ったファンダム、上がり10.9-11.3の京都新聞杯を上がり1位で抜け出したショウヘイ、予想されたことですがサートゥルナーリア産駒は上がりのケイバに強いなあ~と

そんなわけで「2023年以降の芝1600m以上のレースにおいて、レース上がり2Fが0.0~22.5だったとき(408R)の種牡馬成績」を出してみたらぶっちぎりの首位でした(下表)



カナロア~サートゥル親子強し、イスラボニータ&スワーヴリチャードのCaro斬れ強し、そしてディープインパクト系強しで、やっぱり大箱をストライドで斬れるタイプが強いランキングになってます



ムイが抜けたのが悔しくて血統表をもう一度眺めていたんですが、ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキやマスクトディーヴァやドルチェモアなどが出たディープ肌のベストニックスで、この逆配合=ディープインパクト系種牡馬×ルーラーシップ肌も以下のように、キズナやリアルスティールはもちろん、ミッキーアイルやグレーターロンドンやヘンリーバローズでも成功していて、スピルバーグの代表牝駒も出ていて全体に好成績です



ディープインパクト系種牡馬の産駒成績…出走4455/勝ち馬1320/勝馬率29.6%/1走当賞金143万円
ディープインパクト系種牡馬×ルーラーシップ肌の成績…出走46/勝ち馬19/勝馬率41.3%/1走当賞金188万円

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