栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~マウントシャスタは幕の内弁当か

2012-09-23 10:57:29 | 血統予想

阪神芝は稍重発表ですが、1R2Rをみるかぎりちょっと泥は飛んでますがそんなに走りにくそうな感じはなく、これから降らないなら良に近い稍重ぐらいの感覚でいいんじゃないかという時計
中山は稍重発表で今もしとしと降り続いてますから、重まで悪化も想定しつつ…

外房は△レイカーラが人気ですが、Caerleon×Mill Reefでナスキロ柔さを伝えるカーラパワーの娘で、脚長でただでさえ外回りで斬れるタイプだけに中山で道悪だと押さえでしょう(ちなみにカーラパワー産駒は芝重不[0.0.2.4])
ディープサウンドはラスヴェンチュラスの全兄ですが、こちらは主にデインヒルがONになった体型走法で中山のパワー勝負歓迎、ただ道悪で大敗したときに「上滑りする馬場はダメ」というコメントを読んだ記憶が…
◎はロイヤルクレスト
母はRaise a Native4×4ですが、Alibhaiを3本引きHyperion4・5×4のダイナガリバーも入るので体質がHyperion硬くて、行くだけ行って上がりのかかる決着に持ち込んでパワーで踏ん張るというタイプ
ゴールドシップのイン捲りの余韻さめやらぬ最終の春興Sで、一頭だけ4角でもラチ沿いを回って粘りに粘ったように荒れ馬場は大得意(馬場が渋ったときは[1.3.0.1])、そして1600mでハナをきったときは[3.3.0.0]、前走行けずに大敗しただけにここは譲らないはず
ダイワメジャー牝系の中山巧者で道悪もこなす○ヒシカツジェームスは無難な相手ですが、道悪なら▲レトと☆フェスティヴタローを○と同格の相手本線で

甲東は△ショウナンラムジが人気ですが、母のBold Ruler5×5・5の軽さで京都の軽い馬場フワッと…というイメージが強いマイラーで、阪神で稍重ならフジキセキ×ユタカオーのダイタクリーヴァ配合で母母父がサドラーのぶん硬肉で力馬っぽくなった◎タマモコントラバスが、1500m③②、1600mも現級でクビ・ハナ・ハナ・ハナの5着があり距離不安なしというかむしろ1600mベスト、稍重[0.1.1.1]重不[1.1.0.0]で軸としては信用できそう
ニシノスタイルは母がナスキロのクロスで動きが緩慢でエリンコートのマイラー版みたいなイメージがあるので、外マイルで馬場が渋るというのはこれも条件揃った感あり、△アルティシムスも渋るのは歓迎ですがこれはディープにTom Rolfeらしいガシャガシャ走りで内回り向きですから、◎流しと◎○流しでいきたいです

ムーンライトはこれだけ人気がないなら◎エドノヤマトでいってみたいですね~
東プリと関東オークスに勝ったヘイワンリーフの息子で、洋芝や道悪で狙いたい力馬で、外回りより内回りがベターでもあります
前走はスローで上がりが速く4着が精いっぱいでしたが、復調は感じられる内容でしたよ

神戸新聞はマウントシャスタは○にしましたが、この馬の配合はディープにCaerleonにフレンチデピュティですからナスキロ的斬れを増幅し、BurghclereにVaguely Nobleですからハイインロー的スタミナも最良のラインで押さえてあって、これだけみるとビワハイジの子供のようにグニャグニャ斬れそうなんですが、母がLa Troienneのラインを3本引く(だから産駒はダート巧者が多い)のでパワーも兼備していて、ようするにディープ産駒としても斬れもスタミナもパワー押さえましたという、特選幕の内弁当みたいな配合になっとります
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106130/

ボレアスよりもナスキロ柔さがONになっているので外回りで斬れるし、宝塚で荒れたインに突っ込んで見せ場をつくったようにパワーも十分で、中距離なら先行差し自在で何でもできるオールラウンダーですが、すべてのカテゴリで90点だけど突出した武器を持たないので大きなところでは善戦マン的なポジションに落ち着くんじゃないか…という予感もあって、ま~道悪は上手だと思うので今日は成長度合いとともに、川田がマウントシャスタをどういう馬だと思って乗ってくるのか、そこにも注目したいです

ゴールドシップなんてスピードの乗りは遅いけれど乗ってしまえばストライドを伸ばして惰性でいつまでも伸び続けるという、長所も短所もハッキリしてるカラアゲ弁当大盛みたいなやつで、でもこういうキャラがハッキリ立ってる馬のほうが、鞍上も作戦を立てやすいし長所を活かしやすいという面はあると思うんですよね~

コメント (4)
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