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槍ヶ岳をもっと楽しみたい

2015-08-09 00:00:15 | Weblog
槍ヶ岳をもっと楽しみたい。
2015年7月22日に槍ヶ岳に登った。
足場を確保しながら、岩場をよじ登る楽しみと、
岩の割れ目に咲く、高山植物を眺める楽しみがあった。

せっかく槍ヶ岳に来たからには、槍ヶ岳をもっと楽しみたいと思った。
上高地からは22キロメートル、10時間以上もかけて登ってきた。
槍ヶ岳に登って、すぐに下山してしまうには、
あまりにも、もったいない。

スイスのマッターホルン4,478メートル。1995年10月。

ホテルレストランのテラスの観客は、マッターホルンに魅入っている。
そして、至福の時間を、じっくり味わっていた。

ゴルナー氷河

正面はリスカム4,527メートル。
間近に見る氷河に、感激した。

ふもとの街ツェルマットで買った赤ワインを雪に刺した。
そして、適度に冷えた赤ワインを取り出して、乾杯!
マッターホルンからモンテローザ4,643メートの山並み、
流れ出るゴルナー氷河…を、飽かずに眺めていた。

槍ヶ岳では、2015年7月22日に槍ヶ岳山荘に泊まった。
槍ヶ岳をじっくりと楽しもうと、さらに2泊した。
7月23日のヒュッテ大槍と、7月24日の殺生ヒュッテ。
いづれも、槍ヶ岳山荘から、1時間ほどのところにある。

槍ヶ岳東鎌尾根。槍沢から。

⇒は槍ヶ岳山荘、→は殺生ヒュッテ、右の東鎌尾根の→の先にヒュッテ大槍がある。

雪渓があちこちにある。右手前はナナカマド。
松本から持ってきた赤ワイン1,000mlで、
姿を現してくれた槍ヶ岳に乾杯!

東鎌尾根にあるヒュッテ大槍

写真で見ると、東鎌尾根の絶壁にあることがわかった。
絶壁を右に下りれば、槍沢へつながり、
手前の東鎌尾根を登ってくれば、
槍ヶ岳山荘へつながる。

東鎌尾根から見た殺生ヒュッテ

→は槍沢の登山道で、ここを登っていくと、槍ヶ岳山荘に出る。
右の→から槍ヶ岳山荘までは、ジグザグの急な登りになる。
その右の→を、手前に分岐すれば、殺生ヒュッテに着く。

ヒュッテ大槍では、つぎがあった。
東鎌尾根~槍ヶ岳山荘のルートを登った。
表銀座の燕岳~槍ヶ岳を目指す人と知り合った。
学校登山で槍ヶ岳に登る大町高校生が昼食に寄った。
上高地を朝出発して、夕食がお目当てで、
10時間かけて、たどり着いた人がいて、
チキンのホイル焼き、白ワインを見ると、顔がほころんだ。

まるで、街のレストランにいるようだ。まだ、おまけがある。
「空飛ぶサラダの日」で、タップリの野菜が別にサービスされた。
ヘリコプターの荷揚げが予定通りできたから、とオーナーから説明があった。
生ビールの黒を飲んだ。日本で一番高いところにあるカフェとのこと(2,884メートル)。

殺生ヒュッテでは、つぎがあった。
早朝に、槍ヶ岳や、周囲の山を眺めることができた。
夕食のときに、スウェーデン人に会って話をした。
東南アジア、5週間の旅は、北京から始まり、日本、
香港、マレーシア、シンガポールを回って、帰国する。
日本では山に登る。槍ヶ岳~奥穂高岳、そして富士山。
日本の特徴は、山が素晴らしいことを聞き、うれしくなる。
岐阜県の30代の人と知り合い、上高地へ一緒に下山した。

これらを、写真で追ってみる。
ヒュッテ大槍に泊まって、
東鎌尾根~槍ヶ岳山荘へのルートを登る。
東鎌尾根は、文字通り尾根が→登山道。


岩場を→垂直に上がり、くの字の⇒はしごを登る。

槍沢のルートは、ジグザグの急な登りで、疲れた。
東鎌尾根のルートは、岩場の登り降りで、緊張感がある。

東鎌尾根から槍ヶ岳を目指す登山者。

東鎌尾根は、高山植物が豊富だった。
お花岩。お花畑ではなく、ロックガーデン。

黄はイワオウギ、赤はタカネシオガマ

タカネヤハズハハコ


露のミヤマゼンコ


キバナシャクナゲ

東鎌尾根から、殺生ヒュッテに向かって下りると、
ハクサンイチゲの中に、キバナシャクナゲがポツンと咲いていた。

さらに、槍沢に近づくとフジハタザオ


槍ヶ岳高山植物


そして、夕暮れの槍ヶ岳

早い雲の流れと、変化する岩肌を、ズ~ッと眺めていた。

殺生ヒュッテに泊まって、
東鎌尾根から、早朝の槍ヶ岳や、周囲の山を眺める。
殺生ヒュッテのスタッフから、
「東鎌尾根に登れば、眺望が素晴らしい」
と教えてもらった。
朝の3時半に殺生ヒュッテを出た。
暗闇で、ライトを頼りに登る。4時に着いた。
それから、5時半まで、ゆっくりと眺望を楽しんだ。

浅間山が明るくなってきた。


八ヶ岳が現れた。


富士山が浮かび上がった。

右は南アルプスで、左は甲斐駒ヶ岳、右端は北岳。

表銀座の燕岳大天井岳。槍ヶ岳を見ながらの縦走になる。

左から▽唐沢岳、▽燕岳、▽大天井岳、▽東天井岳。

北鎌尾根の奥に立山鹿島槍ヶ岳

▽立山、▽針ノ木岳、▽白馬岳(雲の下)、▽鹿島槍ヶ岳、▽爺ヶ岳。

大喰岳(おおばみだけ)。


穂高連峰

M前穂高岳、H北穂高岳、O奥穂高岳、Gジャンダルム。

明けていく山並みを眺めていると、
東鎌尾根を下山する人が通りがかった。
山の名前を確認し合いながら、しばし眺めた。
山並みの眺望に堪能して、東鎌尾根を降りていった。

槍ヶ岳では、槍ヶ岳山荘、ヒュッテ大槍、それに、
殺生ヒュッテと3泊して、ゆっくりすることができた。
夕暮れや朝の槍ヶ岳や周囲の山並みを眺めることができた、
東鎌尾根を登ることができた、高山植物を見ることができた、
食事もビールもワインもうまかった、山の仲間と知り合うことができた。

前穂高岳

遠方は中央アルプス。

さて、殺生ヒュッテから上高地に下山するが、
スタッフから、
「季節が変われば、槍ヶ岳は違いますから、また来てください」
と、言われた。

あこがれの槍ヶ岳は、テリトリーに入った。
槍ヶ岳を楽しんで、今は、感慨にふけっている。

「もっと楽しみたい!」
「新たな発見をしたい!」
「燕岳~槍ヶ岳の表銀座を縦走したい」
「さらに、大キレットまで足を伸ばしたい」
と思う気分が、みなぎってくるのを待とうと思う。

槍ヶ岳


槍ヶ岳には、2015年7月22日に登った。
足場を確保しながら、岩場をよじ登る楽しみと、
岩の割れ目に咲く、高山植物を眺める楽しみがあった。
これは、つぎに記載してあるので、参照してください。
「槍ヶ岳は高山植物のお出迎え」2015年8月2日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/51faac8771db20a457d5d9c5163601cb
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