ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

九州からの電話

2011-03-21 | 日記・エッセイ・コラム

 昔、「カナダからの手紙」という歌がありましたが、昨日は、九州は福岡県から、電話がかかってきました。

 高校時代の友人が、結婚してそちらの方に住んでいるわけですが、思えば結婚以来、年賀状のやりとりはしても、声を聞いたのは、20年ぶりぐらいでした。

 その友人曰く、テレビの映像で流れる、大洗での津波の被害状況を見て、「家が流されて、今ごろは、避難所生活なのでは?」 とか 「茨城県の死亡者数は17人くらいだから、まさかその中には入っていないだろう..」とか、いろいろ心配して、やっとの思いで電話番号を探し当て、おそるおそるかけてくれたそうです。

 そこにいきなり、私が電話に出たものだから、「ある意味驚いた」そうでした。

 実は、私はまだ、地震発生当時の、大洗のテレビ映像を見ていないのですが、外からのテレビ映像の方が、凄かったんでしょうかね...。

 彼女の、水戸のご実家の家族たちも無事だそうで、ひとまず安心。しばしおしゃべりをして、電話を切りました。

 こういうときの、旧友からの暖かい励ましの言葉は、本当に嬉しいものですね。 元気がわいてきます。

 ところで、昨日は、風邪をひいて、咳がひどくなってきたため、食事の用意以外は、一日中横になっていました。人間、不思議なもので、体調が悪くなると、気持ちまで沈んできて、更に余震が来ると、ザワザワした胸騒ぎがおこるようなりました。

 しかし、そこで私は、ある決意をしました。「覚悟」というか「腹をくくる」というか、たぶん「丹田(たんでん)」という部分だと思うのですが、「おへその下の、奥の方の辺り」。そこにグッと力を入れる。すると、「肝がすわる」というか、何かこう、強い気力がみなぎってくるような感じがしてきます。

 そうしていると、余震が来ても、「潰せるものなら、潰してみろい!」とか、「もしこれが、地球最後の日というならば、討ち死にでもなんでも、してやろうじゃないの!」(少々オーバー? )とか、思えるようになってきました。

 気弱になってきたのは、体調不良も合わせて、生活が少し安定して、かえって、気がゆるんできたせいかもしれませんね。

 今朝は、咳も治まり、気分良く目覚めることができました。これで、今日の予定をこなすことができそうです。

 それにしても、横になりながら、借りている「1Q84」の本を読んでいたのですが、やはり村上ワールドは、不思議な感覚ですね。「天吾」「青豆」「ふかえり」.....今後、どんな展開になってくるのやら...?

 でも、なんとなく落ち着かない、こういう時には、マッチしている本かもしれないですね。

コメント (4)
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