昔、「カナダからの手紙」という歌がありましたが、昨日は、九州は福岡県から、電話がかかってきました。
高校時代の友人が、結婚してそちらの方に住んでいるわけですが、思えば結婚以来、年賀状のやりとりはしても、声を聞いたのは、20年ぶりぐらいでした。
その友人曰く、テレビの映像で流れる、大洗での津波の被害状況を見て、「家が流されて、今ごろは、避難所生活なのでは?」 とか 「茨城県の死亡者数は17人くらいだから、まさかその中には入っていないだろう..」とか、いろいろ心配して、やっとの思いで電話番号を探し当て、おそるおそるかけてくれたそうです。
そこにいきなり、私が電話に出たものだから、「ある意味驚いた」そうでした。
実は、私はまだ、地震発生当時の、大洗のテレビ映像を見ていないのですが、外からのテレビ映像の方が、凄かったんでしょうかね...。
彼女の、水戸のご実家の家族たちも無事だそうで、ひとまず安心。しばしおしゃべりをして、電話を切りました。
こういうときの、旧友からの暖かい励ましの言葉は、本当に嬉しいものですね。 元気がわいてきます。
ところで、昨日は、風邪をひいて、咳がひどくなってきたため、食事の用意以外は、一日中横になっていました。人間、不思議なもので、体調が悪くなると、気持ちまで沈んできて、更に余震が来ると、ザワザワした胸騒ぎがおこるようなりました。
しかし、そこで私は、ある決意をしました。「覚悟」というか「腹をくくる」というか、たぶん「丹田(たんでん)」という部分だと思うのですが、「おへその下の、奥の方の辺り」。そこにグッと力を入れる。すると、「肝がすわる」というか、何かこう、強い気力がみなぎってくるような感じがしてきます。
そうしていると、余震が来ても、「潰せるものなら、潰してみろい!」とか、「もしこれが、地球最後の日というならば、討ち死にでもなんでも、してやろうじゃないの!」(少々オーバー?
)とか、思えるようになってきました。
気弱になってきたのは、体調不良も合わせて、生活が少し安定して、かえって、気がゆるんできたせいかもしれませんね。
今朝は、咳も治まり、気分良く目覚めることができました。これで、今日の予定をこなすことができそうです。
それにしても、横になりながら、借りている「1Q84」の本を読んでいたのですが、やはり村上ワールドは、不思議な感覚ですね。「天吾」「青豆」「ふかえり」.....今後、どんな展開になってくるのやら...?
でも、なんとなく落ち着かない、こういう時には、マッチしている本かもしれないですね。
以前大貫辺りでシジミが獲れるというコメントがありましたので、そこまで水が上がっていったのではないかと心配しました。
逆に「知らぬが仏」という言葉がありますが、事実を知らない方が良いこともあると思います。
因みに小生のところへ連絡をくれた最初の方は広島県在住の気象予報士の方でした。
落としますよ。彼女は、とにかく丹田に落とします。
あ~。でも、ゆみかおるの字が分からない。
そうですね。三日間、電気も水も情報通信も、すべてなかった状態だったことが、精神衛生上、かえってよかったのかもしれませんね。
唯一の情報だったラジオの有り難味もわかったし...。
「○○さんのとこまで、波が来たらしいよ...。」
こういう話を、人づてに聞いたり、口コミで開いているお店情報を聞いて、買出しに行ったり、町内放送をたよりに「給水所」まで、子どもたちに行ってもらったり...と、とにかく「生きる」ことに懸命で、恐怖感とか雑念を、感じる暇もなかったですから...。(・o・;)
>水浜軌道さん
全く、子猫さんのおっしゃる通り、「知らぬが仏」状態でしたね。(^^;)
昨日、買い物ついでに、女性週刊誌類をぺラぺラめくってみたのですが、そういう雑誌でも、表紙写真から「地震」関連のものでした。その中に、「大洗」で取材したものが多数あって、「渦を巻いた海」の写真もありました。
津波だと、渦を巻くの? 大きな渦巻きができていたという事実を、昨日初めて知った私です。(・_・;)
>しゃあさん
「ゆみかおる」って、あの「水戸黄門」での入浴シーンが有名な、あの方のことかな? だったら、「由美かおる」だよね。(^^)
「‘丹田'に落とす」? う~む、意味がよくわからない...。(ー_ー;)