ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

幸せの‘カレーライス'

2011-03-22 | 日記・エッセイ・コラム

 我が家は、いつの頃からか、金曜日の夕飯は‘カレーライス'と決まっております。

 たぶん、最初のうちは、子どもたちのプールへの送迎の都合で、時間的に忙しい日をカレーにしていたことが、きっかけだったと思うのですが、いつのまにか、すっかり定着してしまいました。

 夫も、子どもたちも、一週間が終わって、「明日は休みだ~!」と思える安心感と共に、カレーを食べると、ホッとするんだそうな...。

 そういうわけで、週1のペースでカレーのため、「飽きない」ように、作る方の私も、けっこういろいろ工夫をこらしたりしています。まず、使う肉は3種類のローテーション。豚肉:角切り、豚肉:こま切れ、鶏肉:ひき肉。(諸事情により、牛肉は不使用。)そして、豚肉の場合は、赤ワイン、鶏肉の場合は白ワインを、隠し味に(けっこうたっぷり)使います。

 鶏ひき肉の時は、主に「とんかつ」と合わせた、「カツカレー」として使ってますね。

 あとは、付け合せの、サラダとの組み合わせで変化をつけています。よく作るのが、ツナ缶を使った2種。一つは、きゅうりとマヨネーズのタイプ。もう一つは、千切りの大根&きゅうり、水で戻したワカメと合わせ、しょうゆをベースにした「和風ドレッシング」をまぜたもの。時々、レタスなどを並べた、普通のタイプのも。

 おっと、料理の話になっっちゃいましたね。

 実は、地震が起こった日が金曜日で、「今日は、カレーだね。」と言っていた矢先の出来事でした。それから、しばらく、まるで「戦後の混乱期」のような(想像上ですが...)生活を送り、「カレーを食べられる日なんて、永久に来ないんじゃ?」なんて錯覚に陥りそうな気分でしたが、昨日は、ようやく、念願の「カレー」を食べることができました。

 翌週の金曜日には、水道は復旧していなかったものの、カレーくらいは作れそうだったのですが、その日から、夫は泊り込みの仕事に出かけてしまったので、帰って来るまで待つことにしていたのでした。

 昨日の午後、4日ぶりに帰宅したので、月曜日でしたが、みんなが待っていた「カレー」を作ったわけです。

 中身は、全くオーソドックスな「普通のカレー」でしたが、「家族揃って食べられるカレー」の味は、格別なものがありました。

 今回、こういう経験をしてみると、命、時間、家族、そういうものを、本当に大事にしなきゃ...と、しみじみ思うようになりますね。

( いまだ避難所生活の方や、家や家族を失くしてしまった方、傷の大きかった皆さんのことを考えると、申し訳ない気分ですが...。)

コメント (4)
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