最近は、「卒業式の歌」として、歌われることは、ほとんど無い感じですが、私の中学校の卒業式では、これを歌ったし、その後、私が教員になってからも、赴任先の中学校の卒業式は、この曲を歌ったので、毎年「ピアノ伴奏」を担当したものでした。(^.^)
この「仰げば尊し」も、ずっと「不明のまま」だったようですが、なんと、平成23年(2011年)に、英米の民謡を研究されている「櫻井雅人」氏が、「原曲」を突き止めたそうです。
その後、「歌詞に問題有り」?…だったり、「古い歌詞」で「わかり難い」からか? 段々と「卒業式」に歌われることは少なくなり、今や、ほとんど歌われていない状況のようですネ。(・・;)
今は、やはり「旅立ちの日に」が多いのかな?
でも、私は、個人的に、この曲が大好きで、「メロディ」も「歌詞」も、素晴らしいと思っております。(^。^) なので、私の主催している「うたごえ広場」では、「3月の定番曲」として、毎年選曲してますネ。
会員の皆様も、「同じ思い」の方が多いようで、皆さま「ノリノリで」歌ってらっしゃいます。
私の手持ちの資料によると、この曲は「明治17年」に、文部省の「小学唱歌」に載せられ、作詞・作曲者は「不詳」と書いてあります。
「文部省唱歌」には、よくある話で、作った当時は、「著作権は文部省にある」状況だったので、「作詞者」「作曲者」を発表しなかったようですね。
その後、制度が変わり、「教科書」を発行することになると、「作詞・作曲者名を載せる」ことが前提となり、その時点で「わかる人」だけ、明記した…そうです。なので、その時に、不明な場合は「文部省唱歌」と、書かれることになった模様ですね。
この「仰げば尊し」も、ずっと「不明のまま」だったようですが、なんと、平成23年(2011年)に、英米の民謡を研究されている「櫻井雅人」氏が、「原曲」を突き止めたそうです。
それによると、原曲は、やはり、ズバリ「卒業の歌」だったようですネ。(^.^) しかも、日本では「明治17年」と、「古い話」のようですが、曲自体は「8分の6拍子」という、「シャレた」リズムが使われているから、決して「古臭い」曲ではないはずですよね。(^^;)
今回、改めて、この曲に関する顛末を調べていて、「櫻井雅人」氏が、本を出している事実を知りました。(・・;) これは興味深いですね。
そのうち、入手しようと思います。^_−☆