ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

「貨物列車」のピアニスト

2012-03-31 | 音楽話

 今年の大河ドラマ「平清盛」ですが、オープニングや劇中の音楽を聴いていて、その中のピアノの音が、「澄んでいて、心地よい」印象が残り、誰が演奏してるんだろう?と、あらためて確かめてみると、やはり「館野 泉(たての いずみ)」氏の演奏だったのですね。

 「館野 泉」さんと言うと、最近では「左手のピアニスト」として有名になっているようですが、実は私は、彼がまだお若い頃、水戸で開かれた彼のコンサートに行って、生の音を聴いたことがあり、その当時からの密かなファンでした。

 音楽の勉強を志していた、高校生くらいから、めぼしいコンサートには、手当たり次第?に行っていた私でしたが、お恥ずかしいことに、そもそもが「クラシック好き」から入った方ではないので、「眠くなってしまう」コンサートが多かったのも事実でした。特に、「知らない曲の時」や「ピアノだけの演奏」などは、その傾向が強かったですね。 

 その中で、唯一?「眠くならなかった」ピアニストが、「マルタ・アルゲリッチ」と「アシュケナージ」と「館野 泉」でした。前のお二人の場合、まるでオーケストラのような、迫力と多彩な色彩を感じされるような、ダイナミックな演奏をするタイプで、館野さんの場合、まるで「雪解け水のせせらぎ」のような、とにかく「澄んだ音色」が印象的でしたね。

 そのとき演奏したのは、フィンランドの作曲家「シベリウス」の曲ばかりで、私にとっては、ほとんど聴いたことの無い曲でしたが、不思議に「眠くなる」こともなく、むしろ「惹き付けられる」ような感じに、聴き入ったのを憶えています。

 その頃の館野さんの印象は、どことなく「志村けん」に似たような風貌で、有名な音楽家特有の「近寄りがたいようなオーラ」? みたいなのがなくて、まるで「近所のお兄さん」的なイメージでした。

 そのコンサートにて、館野さんご自身が紹介されていた、自伝エッセイ本「貨物列車のピアニスト」という本があったので、私は、帰りがけにそれを購入し、楽しく読みました。(今でも、どこかにあるはずなんだけど...。) そこで言っている「貨物列車」とは、彼の別荘のことで、普段は、ヘルシンキ市内のアパートに住み(当時)、時々郊外にある別荘で過ごす生活をしていたそうで、その別荘というのが、遠くから見ると、なんとなく「貨物列車」のような形をしているので、現地の人たちから「貨物列車のピアニスト」と呼ばれていたそうです。

 その館野さんのことが、ここ最近、大きく話題になったのは、「左手だけで演奏するピアニスト」という肩書きでしょうか。何でも、演奏中に倒れ、その後の後遺症で右半身に麻痺が残り、失望しているところへ、息子さんが「左手だけで演奏する楽譜」を見つけてきて、さりげなく置いといてくれたそうで、それを演奏してみて、自信を取り戻した.....というお話を、「徹子の部屋」で語っているのを聞きました。

 その後は、友人の作曲家などに頼んで、「左手だけの曲」を作ってもらったりして、今では、「左手だけのコンサート」を、あちこちで開いているみたいですね。

 お若いころの、「志村けん」似?のラフな印象しかない私でしたが、久しぶりに見た館野氏が、ロマンスグレーのステキな紳士になっていたので、「素敵な歳を重ねてきた」んだろうなァ、と感心したものです。

 「平清盛」のサウンドトラックCDが出たら、購入しようかな。 (と思ったら、既に発売されてるようですね。

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「フェイスブック」の話

2012-03-30 | 日記・エッセイ・コラム

 確か、前にも、この件に関して書いた覚えがあるなァ、と思い、読み返してみたら、去年の1月に書いてましたね。 その間に「大震災」があったため、なんだか遠い昔のような気もしますが、1年2ヶ月前なので、普通なら「ちょっと前」の感覚なんでしょうけどね。

 前回書いたころは、たぶん「フェイスブック」という言葉すら、知らない人が多かったろうと思われるのですが、この1年ちょっとの間に、日本国内にも急速に広まってしまった感じですね。

 というのも、私が「フェイスブック」なる言葉を聞いたのが、記事に書いた頃から遡って、更にその1年前くらいのことでした。当時関わっていた、外国籍の中学生の女の子に教えてもらった情報です。「ミクシィみたいなヤツ」ということで、「町内在住の、同じ国から来てる子たちは、みんな入ってる」とのことでした。

 そこで、その学校にいた、英国人のALTの青年にも尋ねてみると、「今は、フェイスブックに参加する人が増えていて、そのALTも入ってる。」とのこと。彼曰く、「まだ日本では一般的じゃないようですね。ミクシィの人が多い。」とも。

 ふ~ん、と思った私ですが、私の周りには、同年代だと「ブログ」すらわからない人もけっこういるので、つい、そういう話題にはならないで過ぎていきました。

 しかし、「ソーシャル・ネットワーク」という映画が賞を取ったり、震災の時に、ツイッターなどのネット情報が、かなり役立った経緯があるせいか、ここに来て「一気に」広まった感があり、むしろ「フェイスブック」を利用していないのを「遅れてる」みたいに言われる状況になってきた昨今であります。

 他の人たちより、早く知ってたはずなんだけどなァ.....流行の広まりが、まるで津波のように速くなっている昨今の状況を、不思議に思う私なのであります。

 そういえば、その「フェイスブック」を作った人と、野田総理が、会談をしたそうですね。 一国の首相と、一SNSの創始者とが、公式に会談する.....まさにITの時代が来たって感じでしょうかね。

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もしもシリーズ?

2012-03-28 | 自由研究

 ネット仲間のエビネンコさんのブログに、こんなの⇒「もしも緊急地震速報がオーケストラだったら」が紹介されてましたので、早速使わせていただくことにしました。

 なんと、テレビの「緊急地震速報」の音を、「管絃楽曲」にしてみた方がいらして、それがユーチューブに投稿されていたそうな...。

 では、お聴きください。こんな感じです。⇒管弦楽曲「緊急地震速報」

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星月夜?

2012-03-27 | 日記・エッセイ・コラム

201203261854000_2

 昨夜見た西の空には、「星 月 星」と、縦に三つ並んでいるように見えたのですが、携帯で撮った写真には、三番目の星が、写りませんねェ。 (と思ったけど、よ~く見ると、画面のゴミ?or シミ?かと思われる感じに、かすかに写ってますね。

 たぶん、上から「金星」⇒「月」⇒「木星」だと思うんだけど、違うかな? 

 ところで、ここでちょいと問題を。タイトルに使った「星月夜」って、ある歌の、「世に出る前」の元の曲名だったのですが、さて、「世に出た」時の曲名は何でしょう? ジャンルは「童謡・唱歌」の類です。

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「マテ茶」の思い出

2012-03-25 | 日記・エッセイ・コラム

 最近、「マテ茶」が話題になっているようですね。どこかの会社でも売り出したらしく、テレビCMでも時々見かけます。

 「マテ茶」と聞くと、私はある出来事を思い出します。「出来事」というより、「今だからゴメンナサイ」と白状するような、自分から仕掛けた、あるちょっとしたイタズラの思い出なのであります。

 あれは、大学2年生の春。「2年生」というのがミソです。

 私の通っていた大学でも、あちこちのサークルで、新入生を勧誘する行事が盛んに行われていました。私はといえば、あい変らず「混声合唱」にどっぷりとハマっていて、サークルを移ろうなんて気は更々ない状態でした。

 しかし、だからこそ尚更、ちょっとした好奇心が芽生えてもきたのでした。「他のサークルって、どんな様子なんだろ?」

 そこで、考えたのが、「1年生のふりして、他のサークルを覗く」作戦。早速、この手の話に乗りそうな友人を誘い、行動開始。「まず、どこから行こうか?」 各サークル棟の近くをウロウロしてみて、以前から気になっていた「中南米音楽研究会」なる部室が見えたので、ひとまずそこへ入ってみました。

 すると、そこにいた先輩が、丁寧に活動内容などを説明してくれて、過去の写真なども見せてくれ、目の前で「ケーナ」を説明しながら吹いてくれて、お茶まで出してくれました。

 そこで出してくれたお茶というのが、その「マテ茶」。その時、いろいろ説明してくれたのですが、残念ながら、内容はよく憶えてないです。 味は、「ちょっとクセがあるかな~?」という感じでしたね。

 ただの「冷やかし」だったことは、たぶんバレなかったと思うけど、一所懸命説明してくれた先輩には、申し訳なかったと思っております。m(_ _)m

 地元のラジオ局「IBS」では、毎週日曜の午後5時から、「中南米の音楽」専門の「ラテン・フォルクローレ・ナントカ」という番組をやってますが、その時の説明でも、その番組と関わりがある話をしてくれました。その番組から流れる音楽を耳にするたび、あの部室での光景を、思い出していた私なのでした。

 そういえば、最近、20数年ぶりに、その大学へ行く機会があったのですが、私たちが使っていた、あの古びたサークル棟などは、跡形もなく消えていて、全て「駐車場」になっていたのには驚きました。 まあ、時の流れと共に、しかたのないことなんでしょうが、「今の学生たちは、どこで語り合ったりしてるんだろうか?」なんて、余計なことを考えてみたり...。

 「古びたサークル棟」は、我々の青春のシンボルだった..... ナンチャッテ? 

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「かりん」の思い出

2012-03-24 | 日記・エッセイ・コラム

 先週末辺りから喉が痛くて、その後悪寒もしてきたので、「うわ~、もしやインフルB型かも...。」と思い、その日は、早めに寝ました。でも、翌朝熱を測ってみれば、特に熱は上がっていない。なので、医者に行くほどではないかと、そのまま放置?して、様子をみることにしました。

 家にあったパブロンを飲んだり、のど飴を大量に買い込んで、舐め続けたりしていましたが、やはりなかなか治らない。むしろ「進行」してるかも...? なんて感じの1週間を過ごしましたが、今日は、咳も出なくなり、どうやらようやく治ったようです。

 そういえば、咳き込んで、胸が痛む辛い瞬間に、あることを思い出しました。

 あれはまだ、私が某中学校に勤めていた頃、ちょっと無理をして風邪をこじらせてしまい、咳き込むことがずいぶん長く続いていた頃、「二者面談」の行事がありました。保護者の方と話しながら、「すみません」と言っては、その度に後ろを向いて咳き込んでいる状態で、なんとかその行事を続けていました。

 すると、ある朝、一人の生徒が、何やら黒っぽい物体?の入ったビンを持ってきて、「お母さんが、先生にあげなさい、と言ってました。」と言いながら、手渡してくれました。

 「何だろう」? と思いながら、同僚たちに見せると、「ああ、それは『かりんを煮詰めたモノ』だね。」と言う人が数人。その方々の説明によると、かりんを煮詰めていくと、やがてはペースト状になり、気管支ぜんそくの薬になるんだそうな...。

 へ~~! 知らなかった...。 その後、そのペースト状のものを舐めてみると、確かに、気管が楽になっていく感じがしてくる...。

 あの頃は、まだまだ教師になりたてで、指導力も怪しいものだし、周りに迷惑ばかりかけていたし、果たしてどれほどの役に立てていたのかも、全く心もとない状況でしたが、そういう私にも、温かい心遣いを示してくれた保護者の方がいたことを、本当に嬉しく感じたものでした。

 今回、なかなか治らない風邪にいらつきながら、のど飴に含まれる「かりんエキス」という文字を見て、「かりん」にまつわる、あの頃の思い出が蘇ってきたのでした。

 あの生徒は、今何歳になったろう? 

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「日本人の知らない日本語3」

2012-03-21 | 本と雑誌

 

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偶然見つけた、このシリーズの第1作を読んでから、個人的に馬鹿ウケして、次の第2作も即買い、その後、連続ドラマになったのもしっかり見て、更には、同じ人たちが書いた別の本も読破していた私でしたが、なんと最近、「第3作」が発売されました。

 早速、ブック◇ースに行く用事があった娘に頼んで、買ってきてもらい、即読み終えてしまいました。 やはり面白いです。

 私の場合、1年半ほど外国に住む機会があったり、最近では、外国から来た子どもたちと触れ合う機会が多かったりするので、その本に書いてあるような、ちょっと意外な「面白い」エピソードを、身近に見聞きすることがけっこうあります。

 つまり、その本に書かれているのは、それらの「集大成」みたいな感じですかね。

 中身の基本は「漫画」で、少し文章で説明してあったり、日本語の解説がしてあったりする作りです。

 日本人にとっても、勉強になったり、嬉しいことも書いてあるので、多くの人に読んでもらいたい、お勧め本だと思われます。

 そういえば、娘が、「その日、最後の一冊だった...。」と言ってました。既に人気本なのかも...。201203211544000

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ガソリンが...

2012-03-20 | 日記・エッセイ・コラム

 高いのだ...。

 前回「満タン」に入れた時は、六千円ちょっとだったのに、今日入れたら「七千円」を超えていた。 まあ、実際は、ポイントが溜まっていたので五百円引きの値段で済んだけど...。

 お店の人も、「毎週上がってるので、コチラも参ってますよ...。」 と話してました。

 極力、車を使わない方針でいくしかないかな? 

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我が母校

2012-03-18 | 日記・エッセイ・コラム





 私の出た高校は、昔は「女学校」だった「伝統ある」?高校。一応「共学」の形でしたが、実際は「女子高」でした。(噂によると、一時期、若干名男子もいたらしい。)

 私は、そこの合唱部を目的に入ったクチなので、「歴史」だの「伝統」だのと言われるたびに、「そんなのどうでもいい...」な~んて思ってしまう「普通の(ダメ?)」生徒でした。

 しかし、いざ卒業してみると、その「伝統ある学校名」のお陰で、得をすることも多く、「さすがは、歴史と伝統」と、その重さに、改めて敬意を表したい気分になったものです。

 その母校ですが、一年前に起きた大震災の影響によるダメージがかなり大きく、現役の生徒たちは、かなり苦労しているそうな...。まず、体育館が使えないため、入学式から近くの高校の体育館を借りて行い、その後、複数の教室の入った「2号館」が、やはり使えなくなったため、特別教室などに分散して、新入生の教室としたそうです。秋頃には、校庭にプレハブの仮校舎が建ち、そこに移ったそうですが、体育館はあい変らず使えないので、部活などは、近隣の高校を借りて行っているらしいです。

 でも、新聞などの情報によると、体育館が使えない高校は、そこばかりじゃなく、隣町の那珂市にある高校は、2つとも、やはり体育館がダメで、卒業式は、近くにある私立の短大のを借りて、日替わりで行ったそうな...。

 そういえば、ウチの子どもたちが卒業した小学校の体育館も、未だに使えない状態で、卒業式は、去年も今回も、卒業生だけが「音楽室で」行うそうです。

 この冬、仙台方面を旅行してみての私の感想では、津波による被害や、亡くなった人の数では、比較にならないほど、東北3県はむごい状況ですが、「揺れ」そのものによる建物・公共施設などの壊れ方は、むしろ茨城の方が多いかもしれない...と感じました。仙台では、ブルーシートがかかったままの屋根を、あまり見なかった...。まあ、そもそもの屋根の作りが違うのかもしれないけど...。

 私の思い出がたくさん詰まった、「県民文化センター大ホール」も、まだ使えないし、極寒の真冬に、終業式や始業式を校庭でやらざるを得ない子どもたちを思うと、早く直してあげたいものだと思う。

 県としても、あちこちお金がかかる問題だから、大変なんだろうけどね...。

 そういえば、その母校の合唱部ですが、今度、なんと「バチカン市国」にてコンサートに参加するらしいです。 我々の時代も、NHKのテレビに出たり、けっこういろいろ表に出る機会は多かったのですが、最近は海外にも度々行ってるようで、凄いことです。

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ミッフィーは見た?

2012-03-17 | 日記・エッセイ・コラム

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↑ 娘が某ローソンからもらってきた品物です。

201203161447001      中に入っていたマグカップも、こんな感じ。→

 たぶん、(絶対?) 「ミタ」を意識してるよね。

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