実は、昔から「甘酒」が大好きな私。(娘もですが。) 「酒粕」を溶いて作ったり、親戚や知り合いから「本物」をいただいたりしてきましたが、「自分で」作ったことはなかったです。(作り方を知らなかった。)
実母は、「甘いもの」が嫌いだったので、作ってくれたことはなく、嫁ぎ先の義母が一度作ってくれたけど、悪いけど、あまり美味しくなかった...。
そのうち、「甘酒の素」みたいな商品が出回るようになったけど、あれも、それなりには美味しいものの、やはりどこか「不自然な」味がした。
その後、一番美味しい! と思ったのが、近所のお寺さんで、秋頃に行われる「十夜」という行事でふるまわれるモノ。なんでも、檀家の奥様方が手作りで作ったモノらしく、それを飲みたくて、檀家でもないのに、わざわざ出かけたものでした。
お正月の元旦に、大洗神社でふるまわれている「甘酒」も(今は三が日じゅうに延長になった模様。)、以前は、「本物」でしたが、最近は「酒粕」製のになっちゃいましたね。
誰か、美味しい「本物」の作り方を教えてくれないかな?
そう思っていたところ、スーパーで、こんな商品を見つけました。
「塩こうじ」のブームのためか、「こうじ」商品が豊富に出回るようになりましたね。この袋の裏側に、「甘酒」の作り方が載ってました。なんと、炊飯器で作れるそうな...。
そこで、早速購入して、トライ!
1合の米に、3合分の水を入れ、「おかゆ」に炊き、それを50℃くらいまで冷ましたら、こうじを細かくして入れて混ぜる。
その後、炊飯器を「保温」状態にして、ふたを開けておき、上からふきんをかけておく。そのまま10時間放置。途中、1~2回、かき混ぜる。
その通りにやってみたら、できました。まさしく「本物」の「甘酒」。 砂糖など全く入れないのに、かなり「甘い」。
タッパーに入れて、凍結し、それを、冷たい牛乳で溶いて飲むと、これが実に美味しい! 娘は、「豆乳」で溶くのが好きみたい。もちろん、「水」でもいいんだろうけど...。
最近、「夏」なのに、「甘酒」関連の商品をよく見かけると思ったら、なんと、江戸時代には、「甘酒」は「夏」に飲むもので、その証拠に、俳句の季語では、「夏」のモノだそうな。
実は、大震災で避難している方々の、「熱中症対策」として、「甘酒」を推奨したのが、この「夏の甘酒」ブームの起こり、らしいですね。