思えば、この秋ほど、多くのコンサートに行ってるのは、今までになかったかもしれない...。学生時代は、「とにかく聴くことが勉強!」と信じて、有名な演奏家やグループが水戸に来た時は、必ず行ってたし、友人の付き合いやら、合唱団同士の義理やら、片っ端から行ってた感じなので、今より多かったと思うけど、ここ最近では、今年が一番最多だと思うナ。
まず、「生協」のチラシで、二つのピアノコンサートの存在を知ったのが始まり。そして、世界的なピアニスト「内田光子」さんが水戸に来る話もあり。その後、友人知人からのお誘いで、昨日までに5回行きました。
そして、次の日曜日は「ひたちなか市の合唱祭」があり、そこには私も出場するので、6回目。更に翌週の土曜日には、セット2回めのピアノコンサートがあります。
まあ、「芸術の秋」だし、最近、いろいろ考えることもあるし、勉強にもなるし、ってことで、有意義ではあるんですけどね。
以下、それぞれのコンサートの、自分なりの勝手な感想を書き留めてみます。 (注: 全て、自分のことは棚に挙げての、勝手な感想です。)
☆「のだめ」の千秋さんが弾くピアノを、実際に担当していた方のコンサート
⇒トークが面白かった。 ピアノは確かに上手い(指がよく動く)けど、クラシックの曲にしては、「音色」が浅いような気がしたなァ。
☆内田光子さん
⇒さすがは巨匠。音が違う。「全部ピアノの音だよね。」こんなにも多様な音色が出るものか...?
演奏は素晴らしいんだけど、なんというか、どことなく「満足しない」私。何でだろう? しばし考えて、出た答え。たぶん私は、「独奏音楽」よりも、「アンサンブル」や「合奏」「合唱」形式の、大勢でやる音楽が好きなんだと思う。これは、個人の嗜好だから、しょうがないかな...?
☆東海文化センターでのピアノコンサート
⇒こちらも、演奏前に、少しお話をしてくれた。最近はこういう形が流行っているのかな? 聴くべきポイントとかが解って、興味が湧いてくのがいいですねェ。
演奏したのが、なんと「オール ショパン」。よほどショパンが好きなのかなァ。
プロフィールを読んだら、この方、なんと「暗譜で連続演奏した曲数」で、ギネス記録を持ってるらしい。そういうことに挑戦する企画が面白いね。
☆ピアノの先生でもあり、作曲家でもある、美人音楽家のトーク&コンサート
⇒友人からの強い勧めもあり、行ってみました。なかなか面白かった。
それにしても、あの美貌が羨ましい。「天は二物以上」をも与えるんですなァ。 でも、その方の場合、それだけじゃなく、「ガッツ」というか「実行力」も素晴らしい。「子どもの夢を潰すような言葉を言わないで欲しい」...みたいな内容が多数あったけど、私もその通りだと思う。
「感動する心を育てること」.....私も、ずっと考えてきたことと、同じことを語っていらっしゃいました。「感動を体験した人」とそうでない人とでは、その後の人生が大きく変わってくると思う。それは、私が「感動する体験」を多く得られたからこそ、思うこと。私も、多くの子どもたちに、そういう機会を与えてあげたい、と思って、音楽教師の道を選んだはずだったけど、現実はなかなか難しいネ...。
☆フルートだけで、オーケストラみたいなことをやってるグループのコンサート
⇒以前にも行ったことがあり、聴いたのは、今回で2回めでしたが、なかなか興味深かったです。フルートにも「アルト」「バス」「コントラバス」があるいう事実は、実際に目撃?してみないとわからないですよね。
欲を言うなら、1ステージくらいは、客席とのコミニュケーションの時間に当てる、などして、あのユニークな「コントラバス・フルート」の音などを、個別で聴いてみたかったですね。 あとは、出場している人のプロフィールとかも。
「普段は会社員です。」とか「子育てが終わった主婦です。」とか。「どういう経緯で、フルートと出会い、続けているか?」とか、案外、観客たちは、そんなことを知りたいものかも...。
さて、ヨーロッパで言えば、昨日から「アドベント」に入り、街はクリスマス一色になっている頃。我が家はといえば、子どもたちが大きくなり、ツリーを飾ろうか...という気分も乗らず...でも、せめて年末に向けて、重い腰を上げるとしますかネ...。