昨日は、高校野球茨城県大会の決勝戦の日だったので、テレビでのライブ放送をじっくりと見てました。
いや~、ホントに劇的な試合で、興奮冷めやらぬ思いですね。今回は、ベスト8まで、1校を除いて全部シード校が勝ちあがってきて、このまま予想通り、第一シードの「常総学院」と、第二シードの「水城」が決勝に残るんだろうと、予想してました。
ところが、なんと、準決勝で、どちらもまさかの敗退をしてしまう。 結局、「常総」を破った「藤代」と、「水城」を破った「霞ヶ浦」との勝負となりました。
どちらも県南勢なので、どちらを応援しようか? と、特に何の思い入れもなく見始めた試合でしたが、「藤代」のエースピッチャーが「可愛い」かったので 、あと、唯一の「県立校」ということで、「藤代」を応援することに。
しかし、試合はずっと「霞ヶ浦」のリードで進み、途中、追い上げながらも、「5-4」の状態で、9回裏を迎えました。それも、2アウト、2S、3B、の状況になり、誰もがこのまま「霞ヶ浦」の勝利と思っていた.....それを、ひっくり返したのです。
「霞ヶ浦」のピッチャーが、プレッシャーからか、そこで4Bを出してしまい、出塁。次のバッターがヒットを打ち、同点に。続いて、次のバッターもヒットを打ち、もう一人ホームに帰ってきて、逆転へ。
「霞ヶ浦」にとっては、2回、決勝戦で負けているので、「3度目の正直」で「優勝」を狙っていたそうで、「勝たせてやりたい」気持ちもあったけど、「どんな状況でも、諦めず、粘り強く立ち向かった」藤代高校に、勝利の女神は微笑んだようですね。
「ここまで来たんだから、楽しもう」みたいな、ラフな雰囲気が、良かったのかも...。
さて、木内監督のことを書こうと思いながら、決勝戦の話が長くなってしまいました。思えば、私は、昔から高校野球が好きだったわけではなかったです。きっかけが、この「木内監督」でした。あれは、就職して2年目の夏。「取手二高」が甲子園に行ったときに、職場である中学校の職員室では、常にその野球中継が流れていました。部活の練習やら、事務処理の仕事などで、学校に来ていた職員たちが、入れ替わり立ち代り、テレビを眺めに来る。私も、便乗して、テレビを眺めていました。さすがに、学校には、多方面の専門家がいるため、体育の先生による解説が、とてもわかり易くて、こんな私でも、高校野球に興味を持つようになりました。
更に、「取手二高」が勝ち進んで、その度に「木内監督」のインタビューが行われると、そのユニークな話ぶりに、私も大いに惹き込まれました。解説をしてくれていた体育の先生も、「さあ、ここで木内監督の話を聞かねば!」と面白がっていたので、尚更でした。
結局、「取手二高」は、なんと、桑田・清原両選手もいた「PL学園」をも制して、初優勝してしまい、それまで、甲子園で勝った経験は、少なかった茨城県の歴史を、一気に塗り替えてくれたのでした。例の体育の先生曰く「やった! 優勝旗が、初めて‘利根川’を越えたぞ!」と叫んでおりました。
その後、木内監督は、私立の「常総学院」へ移り、そこでも優勝を経験してます。そして、一度勇退してから、また復活し、この夏でまた勇退することに。
勝ち上がって行く「強さ」は、さすがで、「最後だけに、甲子園に行っても勝ち進めるよう、準備しているんだろう」なんて感じましたが、準決勝でまさかの敗退。木内監督の活躍も、そこまでということになってしまいました。
直接お会いする機会や、お話する機会があったわけではないので、実際のお人柄などはわかりませんが、高校野球の監督として、多くの選手を育てたり、「茨城県の高校野球」のレベルを上げるきっかけを作ってくれたり、県民に自信を与えてくれたことは事実。そういう意味で、大いに感謝の気持ちを捧げたい私です。
木内監督、大変お疲れ様でした。そして、大きな勇気と自信を、ありがとうございました。 (見てないだろうけどね...。 )
スマップの仲居くんは、野球好きなので、ぜひ「ビストロ・スマップ」に招待して、話を聞いてくれないかなァ?