以前、「花」について書いたので、今度はこの歌を。(^^)
かつてテノール歌手の藤原義江氏が、イギリスの公演で歌って、高い評価を受け、世界に通用する日本の歌曲となっているそうな。
曲の生い立ち:明治34年(1901)発行の「中学唱歌」を編集するため、東京音楽学校(現・東京芸大)が、歌詞を公表し、作曲を公募してできた。
作詞の土井晩翠氏は、明治32年(1899)東京音楽学校から依頼されてこの詞を書いたそうです。
私も、合唱関係で、よくこの歌を歌う機会がありますが、何度歌っても、飽きることがない、まさしく名曲だと思います。詞もいいし、曲もいい...。
「荒城の月」 作詞:土井晩翠 作曲:滝廉太郎
1、春高楼の花の宴 めぐる杯かげさして 千代の松が枝わけいでし 昔の光今いずこ
2、秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて 植うる剣に照りそいし 昔の光今いずこ
3、いま荒城の夜半の月 替わらぬ光たがためぞ 垣に残るはただ蔓(かずら) 松に歌うはただ嵐