goo

『拝啓、本が売れません』(読書メモ)

額賀澪『拝啓、本が売れません』文春文庫

小説家の額賀澪さんが、「どうしたら本が売れるのか?」を知るために、累計六千万部の本を売った編集者、知る人ぞ知るスーパー書店員、Webコンサルタント、映像プロデューサー、装幀デザイナーに取材するという本。

取材を通して

・デフォルトの読者に届けるために書く
・自分が面白いと思うことを全力で書く
・Webサイトを立ち上げオリジナルコンテンツを提供する
・素敵なカバーを作る


といった学びを得ていくのだが、額賀さんがたどり着いた結論は

「私は《売れる本》が書きたいんじゃない。自分が「面白い!」と思った本を、売りたいんだ」(p. 158-159)

シンプルだけど深い教訓である。

本だけではなく、いろいろなモノを売るときの本質だと思った。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« あなたがたに... 主よ、あなた... »