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『残像』(映画メモ)


『残像』(2016年、アンジェイ・ワイダ監督)

第二次世界大戦後のポーランドは、ソビエト主導の社会主義体制のもと、自由な芸術活動ができない状況にあった。

体制に批判的な前衛画家ストゥシェミンスキーは、大学の教授職も追われ、作品も発表できず、貧窮にあえぐようになる。

冷戦下の東ドイツを描いた映画『善き人のソナタ』と同じ状況なのだが、じわじわと追い込まれていく様子が怖ろしい。

自分を自由に表現することは、決して「あたりまえ」ではない。それが、強烈に伝わってくる作品である。

自分の表現を模索しなさい」というストゥシェミンスキーの言葉を大事にしたい、と思った。









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