松尾睦のブログです。個人や組織の学習、書籍、映画ならびに聖書の言葉などについて書いています。
ラーニング・ラボ
「人」と「しくみ」を組み合わせる
外食産業の中で急成長している回転寿司業界。そのなかでもシェアトップを占めるのは「あきんどスシロー」だ。同社の強みは「安さとおいいさ」にある。
それを支える要因は何か?
第一に、「寿司ネタの質」が良いこと。原価率は他社よりも50%で、社長が仕入部長を兼務し、価格交渉も行う。
第二に、単品管理を可能とした情報システム。皿にはICチップが取り付けられ、どの時間帯にどのネタが何皿売れたかを記録できる。このデータを基に1分後と15分後の売上を予想し、何をどのくらいつくればいいか、どの皿を廃棄するかをコンピューターが指示するしくみだ。
第三に、システムを使いこなせる店長の力。寿司職人気質を重んじる同社の遺伝子と技術を伝える「すし塾」によって社長自らが店長を教育する。優れた店長は複数の店長を束ねる「S店長」になれるというインセンティブもある。
スシローの仕組みを見ると、「情報システム」「現場のリーダーシップ」「トップのリーダーシップ」がうまくかみあって「優れた価値(安さとおいそさ)」を実現していることがわかる。
「人」と「しくみ」をいかに組み合わせるか。ここれが強い組織の鍵を握る、と感じた。
出所:日経ビジネス2011年12月12日号、p.62-66.
それを支える要因は何か?
第一に、「寿司ネタの質」が良いこと。原価率は他社よりも50%で、社長が仕入部長を兼務し、価格交渉も行う。
第二に、単品管理を可能とした情報システム。皿にはICチップが取り付けられ、どの時間帯にどのネタが何皿売れたかを記録できる。このデータを基に1分後と15分後の売上を予想し、何をどのくらいつくればいいか、どの皿を廃棄するかをコンピューターが指示するしくみだ。
第三に、システムを使いこなせる店長の力。寿司職人気質を重んじる同社の遺伝子と技術を伝える「すし塾」によって社長自らが店長を教育する。優れた店長は複数の店長を束ねる「S店長」になれるというインセンティブもある。
スシローの仕組みを見ると、「情報システム」「現場のリーダーシップ」「トップのリーダーシップ」がうまくかみあって「優れた価値(安さとおいそさ)」を実現していることがわかる。
「人」と「しくみ」をいかに組み合わせるか。ここれが強い組織の鍵を握る、と感じた。
出所:日経ビジネス2011年12月12日号、p.62-66.
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