宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

東京に大雪!

2016年01月19日 21時51分46秒 | 診断と治療
昨日のいきなりの雪に、皆さま、驚かれたのではないでしょうか

今年は暖冬で、ずっと暖かかったので、ダウンコートもしまったままの方もいたはず。

油断していたところに、いきなりの雪。
寒さに慣れずにびっくりしている方も多いと思います

こういう天候になると、増えてくる病気は。

しもやけです。

実は、この冬は、しもやけの患者さんが例年になく少なく、あってもとても軽症でした。
ですから、この雪で、いきなりしもやけが悪化した方がいるかもしれません。

しもやけの治療は、段階によって異なります。

ただ手が冷たいとか、冷え性なだけの場合。
この場合は、予防の治療になります。
漢方薬や、ビタミン剤の内服と、マッサージクリームです。

でも、ちょっと悪化して、指が赤く腫れたり、かゆくなった場合は、炎症に対する治療が必要です。

さらに悪化して、指が曲がらなくなった場合は、さらに強い炎症の治療を加えます。

重症化して、水疱ができたり、崩れてじゅくじゅくになったりすると、感染の治療も加えなくてはなりません。
やけどの治療に似た治療が必要なんですね。

つまり、しもやけと言っても、症状の程度によって治療が大きく異なるのです。

仕事を終えて帰宅途中に、かまくらを作っているお父様とお子様を見ました。
雪だるまではなく、かまくら
最近の子供は、かまくらなんて知ってるのかなぁ・・・なんて思いながら見ていました。


それにしても。
話は、雪とは、まったく関係ないのですが。

自分勝手に問題を起こしていながら、周りの人々を巻き込んで迷惑かけておきながら、人前で涙ぐんだりして、それに対して「がんばって」とか「負けないで」とか応援されてたりする映像を見ると、平和ぼけを大きく通り越して、常識的な判断さえも問われない時代なのかと、なんだかいろいろ心配になってくる今日この頃です

みなさま、寒さでお風邪をひかないよう、お気をつけください





この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年のスギ花粉症(その2) | トップ | ニキビ治療は進化している »

診断と治療」カテゴリの最新記事