宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

赤ちゃんのアセモ

2011年06月15日 18時19分23秒 | 診断と治療
今日は比較的、過ごしやすいお天気でした。

でも、そろそろ、暑さが増してきますね

今年は、節電の影響があるかと案じています。
クーラーも控えるご家庭も多くなるでしょう。
すると。
やはり心配なのは、汗の影響ですね。

赤ちゃんのアセモについて、お話ししましょう。

赤ちゃんは、身体が小さいのに、汗腺の数は大人と同じです。
ですから、どうしても汗っかきになります。

全身汗をかきますが、特に目立つのが首や肘やひざ裏、足首などにできるアセモです。
頭の中にもアセモができますね。

まめにシャワーを浴びることは、大変有効です
石けんは、安全なものを選び、泡をたててやさしく洗いましょう。
洗えない時は、濡らしたタオルで水拭きして、その後乾いたタオルでやさしく水分を取りましょう。

アセモの予防にシッカロールとかベビーパウダーをはたくお母様もいると思いますが。
皮膚の弱い湿疹をおこしやすい赤ちゃんは、このパウダーでも逆にかぶれやすいのでご注意下さい
使わないか、使うとしてもごく少量にしましょう。
お尻にパウダーを大量にまぶして、逆にその粉と汗が混ざり合い、そこにカンジダというカビが生えることもあります。

下着をまめに取り替えることは大変有効です

ベビーカーやチャイルドシートに長時間座っていて、背中にべったりと汗をかき、ひどいアセモになる赤ちゃんもよく経験します。

とにかく今年は、猛暑でないことを祈るばかりです。
冷夏になってくれると、良いですね


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