国立の桜が一気に花開き、大学通りが白いトンネルを作り始めています
。
大学通りの桜はいまや有名ですが、桜の樹齢が高いため、花の色が薄くあまりピンクではありません。
なんだかはかない印象の白い花びらが、満開になるとこんもりと集まって華やかな景色を作ります。
そんなわけで、今日は大天気も良いこともあり、大学通りの人出がすごいです。
私は通勤の行き帰りに、その白いトンネルをくぐって自転車で走ります
。
あえてお花見をしませんが、毎日春が進むのを感じます。
むしろ。
大学通り沿いに、今日は、チューリップと三色スミレが綺麗に咲き誇っていました。
こちらに春の到来を強く感じましたね。
さて。
喜んでばかりもいられないのが、この時期のアレルギーの存在です。
つくづく思うのは。
私が子供の頃は、多少ハナタレ小僧という存在はありましたが、アレルギー性鼻炎などという言葉は聞きませんでした。
まして。
お友達の中に、花粉症などを知っている人は、皆無でした。
それは、当然です
。
だって、昔はそんな病気はほとんどききませんでしたから。
第一。
私が医学部生だった頃、アレルギー性鼻炎あるいは花粉症は、若い成人になるものと習った記憶があります。
子供にもないし、高齢者にもみられないと教わりました。
でも。
今や、これは間違った知識となりつつあります。
アレルギー性鼻炎や結膜炎、花粉症は、いまや0歳にもみられ、当院には80代の花粉症の患者さんも少なくありません
。
どうして、こんなことになったのでしょうか
。
ここから先は私見です。
よくテレビで、戦後にスギの木を植樹したからと言っていますね。
でも、疑問を感じます。
なぜなら、もしスギの木の数にのみ原因があるのなら、日本の三大スギ樹林地帯に患者さんが集中するはずです。
また。
ヒノキ花粉症、ハンノキ花粉症、イネ花粉症、ブタクサ花粉症などのその他の花粉症の急増をどう考えたらよいのでしょう。
私は、都会に花粉症が集中していることに答えを感じます。
つまり。
都会の生活は、さまざまな花粉にアレルギーを起こしやすい環境であると思われます。
自動車の排気ガス。
アスファルトや鉄筋コンクリートの環境。
身の回りに池や川や海や水田などの水がないという環境。
そして。
室内を暖め続ける暖房器具の普及。たとえば、エアコン、ファンヒーター、床暖房やホットカーペットなどの使用の普及です。
これらにより、私達の生活する環境の湿度がかなり低い状態が続くのです。
昔はあまりなかったのが。
ドライアイ、ドライノーズ、ドライスキンです。
最近の都会人は、当たり前のようにドライスキンを受け入れています。
乾燥肌が当たり前と思いすぎです。
でも。
近年の都会の生活環境により、この乾燥肌がかなり深刻な状態まできていると思います
。
花粉症をはじめとしたさまざまなアレルギーは、いったんなってしまうとやっかいです。
しかも、スギ花粉だけではすまない方も年々増加の一途です。
お願いです。
暖房を消しましょう。
そして。
昔のように重ね着をする生活を見直しましょう。
そろそろ春を感じるあたたかさなのに、今日ちょっとのぞいてみたお洋服屋さんはエアコンがガンガンきいていました。
こういうことをおかしいと思って欲しいのです
。

大学通りの桜はいまや有名ですが、桜の樹齢が高いため、花の色が薄くあまりピンクではありません。
なんだかはかない印象の白い花びらが、満開になるとこんもりと集まって華やかな景色を作ります。
そんなわけで、今日は大天気も良いこともあり、大学通りの人出がすごいです。
私は通勤の行き帰りに、その白いトンネルをくぐって自転車で走ります

あえてお花見をしませんが、毎日春が進むのを感じます。
むしろ。
大学通り沿いに、今日は、チューリップと三色スミレが綺麗に咲き誇っていました。
こちらに春の到来を強く感じましたね。
さて。
喜んでばかりもいられないのが、この時期のアレルギーの存在です。
つくづく思うのは。
私が子供の頃は、多少ハナタレ小僧という存在はありましたが、アレルギー性鼻炎などという言葉は聞きませんでした。
まして。
お友達の中に、花粉症などを知っている人は、皆無でした。
それは、当然です

だって、昔はそんな病気はほとんどききませんでしたから。
第一。
私が医学部生だった頃、アレルギー性鼻炎あるいは花粉症は、若い成人になるものと習った記憶があります。
子供にもないし、高齢者にもみられないと教わりました。
でも。
今や、これは間違った知識となりつつあります。
アレルギー性鼻炎や結膜炎、花粉症は、いまや0歳にもみられ、当院には80代の花粉症の患者さんも少なくありません

どうして、こんなことになったのでしょうか

ここから先は私見です。
よくテレビで、戦後にスギの木を植樹したからと言っていますね。
でも、疑問を感じます。
なぜなら、もしスギの木の数にのみ原因があるのなら、日本の三大スギ樹林地帯に患者さんが集中するはずです。
また。
ヒノキ花粉症、ハンノキ花粉症、イネ花粉症、ブタクサ花粉症などのその他の花粉症の急増をどう考えたらよいのでしょう。
私は、都会に花粉症が集中していることに答えを感じます。
つまり。
都会の生活は、さまざまな花粉にアレルギーを起こしやすい環境であると思われます。
自動車の排気ガス。
アスファルトや鉄筋コンクリートの環境。
身の回りに池や川や海や水田などの水がないという環境。
そして。
室内を暖め続ける暖房器具の普及。たとえば、エアコン、ファンヒーター、床暖房やホットカーペットなどの使用の普及です。
これらにより、私達の生活する環境の湿度がかなり低い状態が続くのです。
昔はあまりなかったのが。
ドライアイ、ドライノーズ、ドライスキンです。
最近の都会人は、当たり前のようにドライスキンを受け入れています。
乾燥肌が当たり前と思いすぎです。
でも。
近年の都会の生活環境により、この乾燥肌がかなり深刻な状態まできていると思います

花粉症をはじめとしたさまざまなアレルギーは、いったんなってしまうとやっかいです。
しかも、スギ花粉だけではすまない方も年々増加の一途です。
お願いです。
暖房を消しましょう。
そして。
昔のように重ね着をする生活を見直しましょう。
そろそろ春を感じるあたたかさなのに、今日ちょっとのぞいてみたお洋服屋さんはエアコンがガンガンきいていました。
こういうことをおかしいと思って欲しいのです

