宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

プールとお風呂は?

2016年07月07日 16時12分33秒 | 診断と治療
まだ梅雨明けしていないんですよね

この暑さ、信じられません

あじさいなんて、もう、茶色に変色してぐったりしています

さて。

梅雨なのに雨が降らず暑い日が続くので、プールには絶好のお天気です
空に響く子どもたちのにぎやかな歓声が、まさに夏の風物詩ですね。
でも・・・。
皮膚病があると、プールやお風呂はどうしたらよいでしょうか。

まずは、アセモです。
アセモは当然汗を石けんで洗い流す必要があるので、入浴は必要です。
シャワーでもかまいません。
プールは入って大丈夫ですが、ひどいアセモはプールの塩素の刺激を受け、いっそうかゆくなります。
なので、あまりにもかきむしっている場合は、ちょっと休んで治した方が良い場合もあります。

次に、トビヒです。
トビヒは、湯船には入れません。
石けんで洗ってシャワーで流すようにしましょう。
プールは治るまで禁止です。

次に、水いぼです。
これは、毎日お風呂は普通に入って良いし、石けんももちろん使ってください。
ただし、ごしごしとこすると水いぼは破れてじゅくじゅくしたり炎症を起こしたりします。
優しく洗いましょう。
プールは入れます。
ただし、できればラッシュガードのような皮膚を被うものを着た方がよいです。
なぜなら、ビート板の共用は感染源となるからです。

虫刺されはどうでしょう。
お子様の場合、大きく腫れて熱をもつ場合が少なくありません。
この場合は、熱いお湯につかると、いっそう腫れてしまいます。
ぬるめのシャワーだけにしましょう。
石けんは使って良いですが、ごしごしとこするといっそう腫れるし、水ぶくれが破れたりもします。
プールはおおむね問題なく入れます。

いかがでしたか?。

皮膚病は、毎日の入浴で清潔にし、早めに治し、プールを楽しみたいですね


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