宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

足のむれ

2014年05月18日 10時47分09秒 | 診断と治療
気温の変動が激しいですね

体調はいかがでしょうか。
風邪などひいてはいないでしょうか。

このごろのような季節は、自律神経が乱れて不調になりやすいです。
疲れやすいとか、不眠とか、気分のもやもやとか。
さまざまな気分を自覚されることもあると思います

私は、やたらにおかしな夢をみます
もしかしたら、眠りが浅いのかもしれませんね。

さて。
こんな気候におこりやすいのが、手足の多汗症です。

とくに、靴の中で足がむれやすくなっています
足の汗が増えると、足がむれて皮膚がふやけます。
その結果、さまざまな症状がでます。
小さい水ぶくれ、かゆみ、白いふやけ、かわがむける・・・・・など。
悪化すると、湿疹になったり、水虫にかかったりします。
また、指のわきからばい菌が入りひょうそという状態になり、痛みが出ます。

こういったことは、今くらいから夏にかけてよく見られます。

予防としては、まずは石けんで清潔に洗うこと。
そして、むれる靴下(ストッキングや化繊のソックス)をなるべく避けること。
綿混の涼しい靴下をはくこと。
きつい靴は避けること。
サンダルは良いですが、裸足でゴムや合皮の靴底に接触していると、足裏の汗がたまりぺたぺたにむれますね
私は個人的には、綿混のソックスをはいてサンダルを履くのがお気に入りです

足の汗が増えてかゆくなったりかわがむけたりすると、水虫と思い込んで、市販の水虫の薬を塗りたくっている方がいます。
それで治れば良いのですが、薬でかぶれて悪化している方が毎年います。
治っていないと思い込まれて、ますます塗りまくり、さらにひどくなってしまい
「水虫がどんどんうつっているんです
とおっしゃる方が少なくないんです。

正しい診断がまずは必要ですね



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