宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

ヒノキの花粉症(その2)

2012年04月10日 17時40分29秒 | 花粉症
今日も桜は見事です。

でも、夕方から、寒い北風が強く吹き始め、桜が散り始めました。
明日は雨が降りそうですから、そろそろ終わりでしょうか。

さて。
毎年のことですが、桜が満開になったころより、スギにかわりヒノキの花粉が飛び始めます。
かなり以前から花粉症の治療を行っていますが、鼻水が止まり目のかゆみが軽くなると、今度は顔が荒れる・・という方が少なくありません。
これは、ヒノキ花粉の皮膚炎です。
特に顔にひどく出る傾向があります。

年齢は、赤ちゃんからご年配の方まで、起こりうるものです。
性別は、お子様の場合は男女におこりますが、大人になると女性に多く、あとはアトピー性皮膚炎の方は男女に同じように起こります。
今年は、どうやら3日前ころから飛んでいるようで、その頃から急に顔に湿疹が出ています。

昨日に続き、今日も湿度はかなり低く、風も吹いているので、露出部の顔がかさかさになっています。
そこにヒノキの花粉がついて、かゆくなったり赤く腫れたりむくんだりひりひりしたりします。

お天気の良い風のふく日は、とくに要注意です

今年のヒノキ花粉が例年より多いか少ないかまだわかりません。
でも、例年ですと、5月連休明けまで飛んでいます。

ここ数日、急に顔に皮膚炎やかぶれ、肌荒れを感じた方は、ヒノキ花粉が原因かもしれません。
症状を拝見すれば、比較的容易に診断はつきますので、ご相談ください

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