明神山は何度か行ったことがあるのだが・・
今日の会は健脚ぞろい。そして「へんろ道」を登るのは初めてだ。
高低差あり。約12キロ 中級 ・・・来てしまった・・・。
コースは王寺駅から回り道。
薬井井戸や尼寺廃寺を見た後、不動の滝のある へんろ道を登るとか。
ついて行けるか?・・
大和川沿いに歩く。
葛下川沿いを歩き・・
薬王橋を渡り・・
「薬井」弘法大師が眼を病んでいる人に授けたという井戸。
四角い井戸に水はなかったが、説明板には『近年まで美しい水があふれ出て、飲み水として使用していた』とか。
葛下川そばの せせらぎ公園で休憩後、尼寺廃寺を目指す。
芝生広場のようなところが尼寺廃寺跡。
『北に金堂 南に塔 それを回廊で囲む東向きの法隆寺式の伽藍配置で、飛鳥時代の後半に創建された寺院跡』
尼寺廃寺跡学習館 大した展示はない。
尼寺廃寺跡から見えていた鳥居を登った山の上にある白山姫神社。
通り抜けて山から下る。
尼寺厨神社(にんじくりやじんじゃ)
祭神は御饌都(みけつ)大神 天照大神にお供えする神饌を調える神様だとか。
しばらく歩くと滝不動院への標識があった。
山の道になってきた。
ひと登りして、祠のある場所についた。
滝不動寺へはここから登るそうだ。
階段を登った上に滝不動寺
そこから滝への道。「しんどい人はここで待っててもいいです」
でも・・行ってみることにする。
階段の道
倒木の下をくぐり・・
ほどなく滝。滝行をするところのようだ。
水しぶきがかかりそう。
さっきのところまで戻って、いよいよここから「へんろ道」に入る。
階段道が続く。 ふうふう・・
急な山道 はあはあ・・
この辺までは何とか先頭集団のお尻についていた。
・・が、ちょっとお茶を飲んで、としている間に、遅れてきた。
前の集団の姿が見えなくなり、後ろにいるはずの人たちの姿も見えず、一人歩きになった。
このコースを歩く人はあまりいないのか、メンバー以外誰もすれ違わない。
少し傾斜が緩やかになってきた。だいぶ登ってきた。そろそろかな。
急な登り道では、余裕がなく、周りの木も目の端に入るだけ。
緩やかな道になって、後ろの人もまだだし・・少し余裕が出てきた。
クロバイが多い。
これはリンボクの幼木だ。
アオモジの幼木も所々にあるなあ。
ホコリタケ 幼菌 まだ中はマシュマロ状。
そして、しばらく行くと、へんろ道の出口。
広い登山道(参道)(町道明神西山線)に出た。
舗装道を登る。
途中に「亀の瀬地区地すべり対策」説明板があり、亀の瀬方面の景色の見える場所がある。
頂上に到着。
早く到着して、もうお弁当を食べている人たちと合流し、お弁当タイム。
なんとか登って来れたなあ。
頂上は360度が見渡せる展望デッキがある。
事前にいただいた見晴らしの説明書
奈良盆地を取り囲む、大峰山系 金剛葛城山脈 堺方面 生駒山地 大阪方面 三輪方面 高見山 竜門岳・・その下に広がる田園や町も一望。
明神山頂上は奈良と大阪府の境で、江戸時代は国分(柏原市)と畠田(王寺町)を結ぶ送迎道(ひるめみち)という街道だったそうだ。
街道を行きかう昔の人も景色を眺めたことだろう。
昔の景色ってどんなんだったろう。
そして、ここに建てられた送迎大神宮(ひるめだいじんぐう)にお参りする人も多かったらしい。
デジカメの望遠で「あべのハルカス」が撮れた。
二上山の後ろに葛城山・金剛山が一列に並んでいて面白い。
(展望デッキの説明板の写真)
大和三山も見えた。
明神山三等三角点 この中に標柱が入っている。
帰りは楽々、広い参道を下った。
参道入口に降りてきた。
下って、バス停で解散となる。
バスを待つ人。 王寺駅まで歩く人。
私は5・6人の人と共にJR畠田駅まで歩く。
帰りに寄り道したのも入れて、今日の歩数は26000歩あまり。
頑張りました!
登り道、あんなにフウフウしんどかったのに、翌日も翌々日も筋肉痛はなし。
強いのか? 痛みを感じるのが鈍くなっているのか?
自分でもわかりません。
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