先日逝去された先生を偲び、計画どおり橿原神宮周辺を歩く。
久米寺前のヤマザクラが咲いていた。
久米寺には寄らず、橿原神宮の方へ。
今は枯れ草地の所でもいろいろ教えてくださったことを思い出す。
もっと教えてほしかった。もっと真剣に聞いておけばよかったと悔やむ。
シラカシとアラカシ 透かして見ると違いがわかるという。
シラカシの脈は白く透け、アラカシは黒っぽく見える。
初めて聞いた。
橿原神宮の南端にあるハナノキ
下に花が落ちていた。高くて見にくいが赤い花が見えた。
雄しべが目立つ。雄花のようだ。
ウバメガシの植え込みの下にどんぐりが落ちていた。
お尻が小さいのでウバメガシのどんぐりはわかりやすい。
「ウバメガシのどんぐりは歪んでるよ」と誰かがいう。
そうか。それも特徴だね。
なぜ歪んでいるのかについて調べたら「2つの雌花が付いて、何らかの原因で一方の果実が成長過程の早期に退化消滅してしまった状態」ではないかとのネットの記事があった。
足元に花弁 オガタマノキが高い所にあるらしい。
橿原神宮境内にも高い木が何本もある。
後で歩いた畝傍山にも足元にたくさん花弁が散り落ちているところもあり、高くて見にくいが山の中にも自生しているようだ。
コツボゴケ わからないものだらけの苔の中で、これはわかる。
可愛いので好きな苔だ。
若桜遊苑のトサミズキ
咲いたばかりの花 雄しべの葯が赤い。
ここで、一時解散となり、帰る人と畝傍山に登る人に分かれる。
畝傍山登り口。このコースは距離は短いが登りは急。
途中でリンボクやクロバイの木を見る。
大阪の知人が、毎年畝傍山のセリバオウレンを見に来るというのだが、どこなのか場所がはっきりしないので気になっている。
途中で出会った人に尋ねてみたところ、もう花は終わっているが、近くまで案内してくれるという。
ありがたい。全員ついて行くことになった。
細い山道へ。 この道はわからないわ。
途中にコクランの群生しているところがあった。
しばらく行くと・・
セリバオウレンの葉があった。
尚進むと・・
果実の付いているものもあった。お~~。確かに花が咲いた跡。
今年は花が少なかったらしい。
案内して下さった方にお礼を言って別れ、頂上へは登らず下ることになった。
突如現れた構造物。これは何だろう。井戸か?
中に水が溜まっている。
あれこれ調べたら、昔この辺りにあった「洞村」の水利施設。と書いたネット記事に出会った。
その記事によると「洞の清水」と書かれた古書もあるとのこと。
神武天皇陵拡張整備時に、近くにあった洞村は村ごと麓に移転させられたと聞く。
「宮」の文字が見える石柱
埋もれた石柱にも「宮」の文字。
神武天皇陵を定める時にいくつかの候補地があったらしいが、その1つの場所なのかもしれない。
以前、畝傍山を探検した時、石柱が並んだところがあったが、ここは並んではいないが。
そこから下ったが、途中から道がはっきりせず・・
何とか神武天皇陵近くへ降りてきた。
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