みどりの野原

野原の便り

3月29日 越水城址と広田神社のコバノミツバツツジ

2024年03月29日 | Weblog

暖かい日。
さくら夙川駅から歩く。


桜 チラホラ咲き


マツも多い夙川沿い。


西田公園へ。
昭和63年に開園された「万葉植物苑」がある。
晩年を西宮市で過ごされた万葉学者 犬飼孝氏が選定されたという万葉植物が万葉集の歌と共に植栽されている。


歌碑『春の園紅にほふ桃の花下照る道に出で立つをとめ』大伴家持 
犬飼孝氏 揮毫 

万葉集に登場する72種類の植物が見られるという。

今日の担当の方より、地形や歴史などの説明の後、公園を下る。


大社小学校のそばに「越水城址」の碑。横に越水城の説明板があった。
私にはなじみのない城の名。

近くにお住いのガイドさんによる説明を聞く。
越水城(小清水城)は、永正13年(室町時時代)に瓦林正頼によって築城され・・
元亀元年(戦国時代)に廃城になったそうだ。

この石碑は、大正9年に、ここから100mほど離れた自宅の門の横に建立されたものが、後にここに移されたという。

昔の写真を見せてくださった。


69年前の写真。海水浴客で賑わう近くの浜。
イワシを干す風景もあった。


63年前の写真。瓦屋根が連なる。今は瓦屋根はまったくない。
高台になっているここからは海岸や須磨まで見えたという。

「越水城(小清水城)」の名の由来になった井戸(泉)を見に行く。
昔は井戸が3か所あったという。

その1つ。鍵を開けてくださって見学した。

越水の井戸 西井戸(にしんじょ)

湧き水の井戸 西井戸(にしんじょ)


溢れた水が前の水路へ流れ出していた。結構な量が湧いているようだ。
近隣の方によって掃除や整備がされているらしい。
そばには地蔵堂もあった。
阪神大震災の時もここは役だったそうだ。

途中に越水城があったというあたりを通る。


東の井戸 東井(ひがしんじょ) 西国街道沿い。
中はシダが覆っていたが、水はあるらしい。


民家のフェンスに絡まったつる植物 何だろう。見たことのないものだ。

「広田神社のコバノミツバツツジ群落」は兵庫県指定天然記念物に指定されている。






コバノミツバツツジ 

たくさんのミツバツツジの植栽は、まだまだつぼみの多い木もあり、これから見頃になりそうだ。


廣田神社 創建は神功皇后摂政元年(201年)(日本書記に記載があるそうだ)

ここで解散となり、バスで阪神西宮へ。

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