みどりの野原

野原の便り

4月22日 高安山麓周辺 昆虫 ヒメクロオトシブミ揺籃・タテスジヒメジンガサハムシ・ナガニジゴミムシダマシ・オオワラジカイガラムシ・オオウンモンクチバ

2024年04月22日 | Weblog

久しぶりに昆虫部会に参加。高安山麓周辺を歩く。

服部川近鉄駅山本駅から乗り換えて服部川駅へ。


近鉄信貴線の電車の中「高安山自然図鑑」として、植物・鳥・魚介・・・
たくさんの展示。車内は混んでいないので見て回る。
先日は「ならしかトレイン」を紹介したが、最近は鉄道会社がいろいろ工夫しておられるようだ。


畑のゴボウ。種を採られるのだろうか。たくさんつぼみがあった。


ナミテントウ・・と思いきや。よく見ると長い触角。
ヘリグロテントウノミハムシ ハムシの仲間


キセルガイの仲間 陸生貝 コンクリートの壁に。
高安山周辺にいるというヒメボタルの幼虫は陸生貝を食べるという。


今日一番のメインイベント!
アラカシの若葉で、オトシブミが揺籃を作っているところに出会う。
もうほゞ出来上がっていた。
作り初めから見たかったなあ。


出来上がった「揺籃」この中に卵が1個産み付けられているはず。


揺籃を作ったのはこの子。ヒメクロオトシブミ
1㎝にも満たない小さい体、人間のように自由に動かせる指もない。
6本の脚と口だけで、切ったり、折りたたんだり、巻いたり・・
こんな精巧な揺籃を作るのには、感動する。

1つの揺籃に卵1個。次の葉に移動して揺籃を作っては1個と、同じ木にいくつも揺籃をつくるそうだ。


佐麻多度神社 


境内には末社 山畑神社や天満宮
右の大きい木は八尾市指定保存樹木 クスノキ


タテスジヒメジンガサハムシ(ハムシ科)体長5㎜
連れてかえって家の宝にしたいような、宝石のような美しさ。

サツマイモのほか、空心菜等の葉を食害する悪者だなんて信じられません。
『元々南方系の種のようで、近年国内で分布を拡大している国内外来種』とのこと。
ハムシは小さくて黒い点のように見え、「ハムシはパス」と言っているが、今日はハムシを見直した(笑)


ヨツモンカメノコハムシ(ハムシ科)
これは見たことがある。ヨツモンカメノコハムシもサツマイモの害虫だそうだ。


きれいな虹色の虫  ナガニジゴミムシダマシ


オオワラジカイガラムシ これは雌。「草鞋」の名がぴったり。
雌は一生こんな姿だそうだ。
雄の成虫は翅をもっているという。


茎についていたものを手に乗せたら、丸まった。ハバチ?
帰って調べたら、アヤモクメキリガの幼虫のよう。


枯草の上に・・三角の落ち葉? オオウンモンクチバ
見つけたメンバー すごい!


帰り道の池で、カワセミ うれしいお土産?
たくさんの昆虫を教えてもらった一日だった。

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