みどりの野原

野原の便り

12月8日 フェロモン 

2012年12月08日 | Weblog
地球上のすべてのものは化学物質でできているのだそうだ。
「化学生態学」とは互いに関わり合って生きている生物・生物と化学物質との関係を調べる学問だという。

「自然の不思議を化学的に証明する学問」と思えばいいのかな?

本題の「フェロモン」
メスの放出する「性フェロモン」を雄が探り当て交尾に至る。
「集合フェロモン」により集まることで水分蒸散を防いだり、交尾の機会が増やせると考えられるらしい。
「警戒フェロモン」集まっているダニの中心の1匹を殺すと近くのダニが逃げ出すという。

フェロモンの研究結果はフェロモン製剤となり、害虫駆除(発生予防法・大量誘殺法・交信撹乱法)などに応用される。
これらは農薬に比べて人畜に無害・天敵を殺してしまわない・分解して天然物に変わる・・などの優れた面を持つ。

昔に比べ分析方法は進歩し、今はクロマトグラフ法や機械分析法が進んでいるそうだが、ダニを雄雌判別して分けるとか、ガのメスの尾端を集めたものを研究材料にするなどの話を聞く。
昔に比べれば準備する材料の量はうんと少なくてもいいようになったらしいが、その地味な研究のお話を聞くと気が遠くなる。

花の香りの分析では、単一の成分を持つものや多成分のものもあるが、最近ではプラスチックから漏れ出たと思われる化成品が検出されることもあるらしい。
又、道路沿いの花からは車の排ガス成分が多量に検出され香り成分の分析ができないこともあるという。
自然は人間生活とも深く関わってくる。

研究の経過などのお話では、聞きなれない言葉や化学構造を表す分子式・・・頭が付いていかない。
大幅に省略。
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