みどりの野原

野原の便り

11月25日 戒長寺 龍王ヶ淵 オオマリコケムシ (休芽の写真入れ替えました) 葛神社 濡れ地蔵 

2021年11月25日 | Weblog

榛原方面。

①戒長寺

 
戒長寺へ。石段登る。


境内は黄色の絨毯を敷き詰めたよう。


戒長寺 本堂 
住職さんが、イチョウの落ち葉の上に落ちたスギの葉を1つ1つ拾って除けておられた。
落ち葉の景色も大切にされている。やたら踏み荒らさないようにしましょう。


県の天然記念物の「お葉つきイチョウ」 幹周り約4m、高さ約30mの巨木。
一面の金色、きれいだった。

お葉つきイチョウは見つけられなかったが、縁がちょっといびつに膨らんだオハツキイチョウになりかけのような葉が落ちていた。


同じ境内の戒場神社のそばにある「ホオノキの巨樹」
これも奈良県の天然記念物。樹齢は300年以上。
古木の根元はごっつい。
先は傷んで伐られていが、株から出た2世に期待。

下りは坂道で下りる。


ウメモドキ


クロモジ 黄葉

②龍王ヶ淵へ。


龍王ヶ淵そばにある堀越神社 豊玉姫命を祀っているそうだ。 

龍王ヶ淵

山に囲まれた自然の池。数回来ている。
少し前にテレビで放映されたので、人が多いかなと思っていたが、車が1台あるだけで人は見えず。静か。

 


水に映り込んだ山の紅葉


ヨシの繁る散策路を1周


遠くに水鳥 後で少し近くで見て ハシビロガモと判明
1羽だけでぐるぐると回って採餌中だった。
鳥はこのハシビロガモとカイツブリらしいのが1羽いただけ。


サンショウモがあった。在来種か外来種かは不明。

今回も「オオマリコケムシ」を見つけた。

オオマリコケムシとは
『外肛動物 オオマリコケムシ科の一種 池や沼などの淡水に棲み、寒天質を分泌して巨大な群体を形成する。
北米原産の外来種』(ネットなどから)
在来種のコケムシもいるらしいが、ここのは外来種ではないかと思っているが・・。

オオマリコケムシを見るのは4回目です。
1 だいぶ昔、京都の深泥池で初めてオオマリコケムシを見た。大分昔のことだが、インパクトは大きかった。
2 2017年8月 龍王ヶ淵で、ボール状で寒天状の塊を発見。
3 2018年7月、くろんど池にもあった。
4 今回 龍王ヶ淵で見るのは2度目。


水の中のオオマリコケムシの群体 ボール状のもの


ドーナツ状のが何個かあった。直径30㎝ほどあった。

岸辺に寄せて、帰ってからよく見ようと一部を採取。


今回持って帰ったもの。
夏に見たような全体の模様(下に写真あり)は見えず、寒天の中に細かい粒が少しある程度。緑色は藻
『冬季には低温によって表面の個虫が死滅し、ただの寒天質の塊になってしまう』というので、季節的なものかも?

 
容器の中にあった粒々(休芽)  別の休芽の画像を切り取り。周りに触手が見えた。 
「休芽」はこの状態で越冬するという。


2017年8月5日 初めて龍王ヶ淵で見たオオマリコケムシ
表面の模様から「群体」という感じがわかる。


2017年8月5日 接写で拡大した”群体の模様” この模様の1つ1つが個虫なのか?
所々に見える丸い粒は休芽のよう。


2017年8月5日 水中の枝に付いたのもあった。


2018年7月2日 くろんど池で見たオオマリコケムシ。
これも模様がよくわかる。

今回は11月という季節もあり、夏に見たのとはかなり見かけが違った。
気温が低くなって子虫は死滅した? 群体の模様もなく、ただの寒天のようだった。
休芽のような粒はたくさんあった。

写真を送った娘たちは「気持ちわりー」との感想。
「何なの?」と尋ねられても簡単に説明できない。
私もよく理解できてない・・変なもの。それがまた面白い。

③葛神社

葛神社 鳥居の内側にカヤノキ


葉や種子が落ちていた。


神社は上の方にある。


葛神社の前 みやはし 紅葉と橋の苔の緑

④濡れ地蔵


濡れ地蔵に続く参道もダムの水量の多い時には半分水中に没する。


濡れ地蔵は参道からコンクリートの飛び石を渡った所にある。


濡れ地蔵 旧伊勢街道に面して立つ。
ダム湖に沈む時期があることから「濡れ地蔵」と言われるようになったものらしい。・・と書いたのは間違いで、
「古くは、背後の山から水を引いてこの地蔵菩薩に注いでいたから」というのが正しいです。
ダムは近年です。失礼しました。

これで今日の予定終了

コメント
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