昆虫観察だったが、途中からアブラムシ(アリマキ)にハマった。
カラスノエンドウのツルの先端部にアブラムシがびっしり。やわらかい茎から汁を吸っているのだ。
よく見る光景だが、緑色のもいるし、黒いのもいる。違う種類なのか?
頭を中にお尻が外向けに並んで食事に没頭。何と無防備な。
カラスノエンドウにびっしりついた緑色のアブラムシ。
「ソラマメヒゲナガアブラムシ」らしい。透き通った黄緑色がきれい。
カラスノエンドウについていた黒いつやつやのアブラムシは違う種類の「マメアブラムシ」らしい。
天敵ナナホシテントウの幼虫や成虫も付いていた。当分食糧には事欠かないだろう。
ナナホシテントウは幼虫も成虫も共にアブラムシを食べる。
捕食している(くわえている)ところを見ることができなかったのは残念。
セイタカアワダチソウにはおなじみの「セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ」がびっしり。
右)メモ帳から払った時についた赤い汁。これはウロロイコナフィンという色素だそうだ。
1匹の姿をよく見ようとメモ帳に振り落として・・見る。
その中にお尻から何か付き出ているのがいる。ウンチかな?
小さくてよく見えないが、ひょっとしてこれは子供じゃないのか?胎生というのを思い出した。
写真を撮っておいて拡大してみたら・・やっぱりこれはウンチではない。
仔虫を産んでいたのだ。出産の?瞬間を見たかったなあ。
一緒にアブラムシ観察していたメンバーが、翌日、見せてくれた写真には、仔虫の脚らしきものもうっすら写っていて、ウンチではなかったことがはっきりした。
この時期は単為生殖で、生まれた仔虫はすでにお腹の中に子供を持った雌で、次々と雌虫を産んで増殖する。
群れの中に翅のあるアブラムシもいた。
単為生殖・交尾による有性生殖、翅の有無。アブラムシの生態は複雑だ。
アブラムシを追いかけて、みんなからだいぶ遅れてしまった。
他にはクワゴマダラヒトリ幼虫・ヒトリガの幼虫・タケカレハ幼虫・キマダラカメムシ・テングチョウ・ルリチュウレンジバチ成虫・モンシロチョウ・キアゲハ・・等を見た。
アブラムシを追いかけていたので見逃し多し。
お昼の時間に、メンバーのお1人が手に入れた「カイコの佃煮」を配ってくださった。
ハチの子より少し癖がある。
家で写真を見たらアブラムシだらけ・・