みどりの野原

野原の便り

4月2日 奈良大文字山に登る。 シロバイ クロバイ トウダイグサ

2017年04月02日 | Weblog
奈良駅に着いた時間が早かったので公園を少し歩いた。


マツに付いた半寄生植物 マツグミ 高い。近くで見たい。

先日友達に聞いた「松のみどり」子供の頃「マツについた実」をガムのように噛んでいたという。(3月1日ブログ)
一度近くで実を見たいものだ。そして噛んでみたいものだ。
マツの他、モミ・ツガ・トガサワラなどマツ科の樹木に付くらしい。

バスで集合場所へ。
最初に観察したのは偶然にもマツグミと同じ半寄生植物の宿り木のオオバヤドリギだった。
今までイロハモミジに着いたものしか見たことがない。
カエデの他に常緑樹にも着くらしいがここではイロハモミジと落葉樹のクヌギにも付いたものが見られた。

 
イロハモミジに付いて垂れさがったオオバヤドリギ  クヌギに付いたオオバヤドリギ

 
オオバ‥というだけに丸い大きい葉          裏は褐色の毛に覆われていた。
小さい果実が2つ付いていたが、本当はもう少し大きく、これは「しいな」かもとのこと。


途中でトウダイグサがあった。
こんなところで・・家の庭にはあるが、県内の野外で見たことがない。誰かが植えた?

今日は奈良大文字山へ登るという。
(高円山大文字と書いてあるものもあるが、高円山はもう少し奥になるらしい。よくわからない。)


はじめは緩やかな道
 
カシナガ防除のビニールが巻かれた木が目立つ。  
      右)通気性のないビニールで覆われ、中に苔がびっしりついて枯れていた木。
カシナガ被害で枯れるか窒息して枯れるか・・ちょっとやりきれない気持ちだが、非難する資格はない。最近は通気性を考えた素材を多く使っているようだが。
あんな小さな虫なのに、人間の手に負えない。人間の力のなさを思う。


積んだ切株が墓標のように見える。

 
後半、坂は急になり、大文字の火床に到着 山頂は標高360m前後らしい。

奈良で「大文字の送り火」があることは今日初めて知った。
昭和35年から戦没者慰霊と世界平和のために始められたとか。
大の字の大きさは日本一と聞いたので京都大文字も調べてみた。

奈良大文字 1画109m 2画164m 3画128m
京都大文字 1画80m 2画160m 3画120m (ネットによる)
京都大文字は江戸時代ごろ?から始まっているらしいので、昭和生まれの奈良とは歴史が全然違いますね。


青い空 気持ちいい。ここでお弁当を食べた。

 
山の上のクロバイ つぼみが付いていた。 右)山の途中にはシロバイもたくさんあった。

シロバイは葉にツヤがある。違いが分かったつもりだが、普段見ないので、次に見た時また「これは何ですか?」って尋ねそう。


栽培されていたものか?シナアブラギリがあった。落ちていた果実は黒く腐食していたが、枝に残っている実もあった。

里に下りた。

  
    満開のハクモクレン  鷺池の白い花 何かと近寄ってみたらコブシ 満開だ。

ソメイヨシノの開花はあと一息。
コメント
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