みどりの野原

野原の便り

5月27日 京都府立植物園 エキウム ウィルドブレッティ

2012年05月27日 | Weblog
久しぶりの京都府立植物園は晴天で暑かった。

百花繚乱 色鮮やかな花壇

木ではヤマボウシ・ニセアカシア・センダン・・・など開花中

 
       ズイナ                   ニワフジ
 

      カルミア(アメリカシャクナゲ)       ブラシノキ

草花では
 
      キョウガノコ      六甲山にあるというアリマウマノスズクサ

他にはオオヒナノウスツボ・オカタツナミソウなど・・ 

午後からは園長さんによる案内を受ける。
テーマはムラサキ科の仲間

①ムラサキ
根が紫色の色素を含み、ベニバナ・藍と共に染料になる。

 
自宅から抜いてこられたというムラサキ 花は白 (ちょっとしおれてます)   
                            右)紫色素を含む根 

 
②ボリジ 鮮やかな青はマドンナブルーと言われる。  
           右)③ワスレナグサ 植えてあるのはエゾムラサキの園芸品種
ツボミは薄赤色~青色~萎む頃には赤色に変わる。「老化です」の言葉にドキッ。

 
④エキウム・ウィルドプレッティ 園内には約120株あるという。 右)下部の葉
その姿から「宝石の搭」とも。原産はカナリア諸島
1980年に当時の園長さんがコペンハーゲン大学植物園から譲り受けられた種から育てたもので、栽培困難種らしいが、栽培成功させた。

 
   固い種はマムシの頭に似る。         右)苗

ミツバチなどによる交雑を避けるために種をとる株は隔離されているそうだ。
7月に取った種は冷蔵保存し、1・2月に播く。
開花までは3年かかる。3年目の4月に花茎が伸びてくる。

1年目・2年目の株は出番に備えて別の場所で待機中。

  
塔状に伸びた茎には花がびっしり。下から咲き上がる。2メーターでは約2万個の花が着くという。咲き始めは赤、咲き終わりは紫色に。
倒れやすいため支柱を添えてあるそうだ。

終わった後、バラ園などを見て帰る。芍薬も満開。
 
      満開のバラ園         ポピーとエキウム・ウィルドプレッティ
コメント
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