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2008-02-08 | 市民のくらしのなかで

 

 天洋製冷凍食品

 

   JT子会社に昨春 苦情

 

 

 1月までに11件 農薬検査せず


 食品事業の拡大を図る日本たばこ産業(JT、資本金一千億円)の子会社、ジェイティフーズ(JTF)が輸入した中国の天洋食品製の加工冷凍食品をめぐり、昨年四月から今年一月までに十一件の苦情がJTFに寄せられていたことが六日までに分かりました。


 このなかには五日、有機リン系殺虫剤成分のジクロルボスが検出された日本生活協同組合連合会(日本生協連)が販売していた冷凍食品「CO・OP手作り餃子」も含まれています。JT側は一定の検査・調査はしたものの、農薬検査は行っておらず、検査体制について、「いま思えば甘かった」としています。食品衛生法が定める責務に反するものです。

 JTによると、昨年四月十日から今年の一月十六日までの間に、天洋食品製造の商品について、異臭や異味など、消費者から十一件の苦情が寄せられていました。ロールキャベツや豚肉のごぼう巻きなども。

 初めに苦情が寄せられたのは昨年四月。「お弁当大人気!豚肉のごぼう巻き」という商品でしたが、特に調査や回答を求められなかったため、それ以上調べませんでした。さらに、六月と八月に、ギョーザを食べ、体調不良を訴えてきたケースがありました。

 生協連からは、昨年の十月三十一日と十一月十二日に、ジクロルボスが検出された商品から「異臭がする」「薬品のような味がした」との申し出があり、検査を行っていたことも明らかにしました。

 ただ、異臭の原因については、包材由来のものと推定。さらに検査を行った結果、「流通過程でトルエンなどの揮発性有機溶剤が袋を通じて浸透したもの」と認識していたとしました。

 これら以外の同時期につくられた当該商品と同じ包装フィルムを使用した製品約三百五十袋の検査も行いましたが、特に異常がみつからなかったことから、「二品以外に異常が拡大する可能性はない」と判断、特定の農薬を対象とする検査も行わなかったといいます。


 食品衛生法 人の健康を損なうおそれがある食品や添加物を規制する法律。食品等事業者がみずからの責任で安全性確保に努力すること(第三条)を明記しています。


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