NHKの朝ドラ、戦争中の話ですが、夜中に電報が届くシーンがありました。妙に懐かしく思いました。昨夜は3年に亘るNHKの大仰な企画「坂の上の雲」が佳境に入りました、日本海海戦です。バルチック艦隊が対馬に来るか津軽海峡に来るか、津軽海峡回られたらウラジオストックまでに追い付けないという場面でした。情報力と括るのでしょうかこういう時は。電報の時代の尻尾についている世代の私です、夜中の電報に覚えがあります。つまり電話がまだまだ普及していない時代です。電文がカタカナで、独特の雰囲気とテイストです。できるだけ短く。代金が高かったからでもありましょうし、そういう文化ですね。カネオクレとかチチキトクとか。夜中に玄関叩かれる、呼び鈴鳴らされる、あの非尋常性、緊張感ですね。あれはあれでよかったなぁと、呑気に思いますが、いえあれも人が運んでくれていたわけですね。配達人がいたわけです。郵便配達というのはとっても使命感の要る仕事なんです、職業の大変さを思うとともに、こういう仕事のなくなったこと、それはつまり雇用の減少ですからね、こうやって人は機械にとって代わられていく、仕事を奪われて来たんだなという感想です。電話で済むわけでした。その電話も私が小学生時分はまだまだ普及してなかったです、事実うちは呼びだししてもらってましたよ、お隣さんに。わざわざ呼んでくれるんです電話よってお隣さんが。はい、すみませんとお隣さんに行くのです、それが普通のことでしたから。高かったんです電話の敷設料金が。まだまだ電報の時代です。日本海海戦も隔世の感ですね。ロシアからアフリカ回って大艦隊がやって来るという大時代的な時間の流れもさることながら、いまどこにいる?がわからないことです。今の時代じゃ想像もできぬことですから。こういう時間の流れの中での人と人との争いだったわけです。今は遠隔操作でミサイルぶっ飛ばして大量殺戮ですから。隔世の感。これでした。
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