柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

同情

2016-10-12 08:25:51 | Weblog
体育の日が10月10日にちょうど合わさったのは久しぶりなんでしょう、だからかどうかNHKが妙に次期東京五輪に向けてのアピールをします。10月10日が祝日になったのはこの日が昭和39年の五輪の開催日だったからです。この日に合わせて10月1日に東海道新幹線が開通したのでした。日本が右肩上がりに大噴射した頃です、が、日本中が足並み揃ってたわけでは決してなく、象徴的なこと(と私は思っているのですが)が同じ39年にありました、片やで世界に先駆けた新幹線が走り始めている一方で、山陽本線が全線電化されたのがこの年なのです。ググると小郡ー横川間とあるだけですが、具体的には当地柳井を挟む地域が最後の最後だったようで、へぇ~なのですが、でもこうやって日本中が前に進んでたということではあります。いえ、その話ではなくて、今朝NHK見ていると2020心のバリアフリーとキャプション出てて、視覚障害者への応対の仕方の講習場面が流れました。相手に対して大丈夫?といきなり言ってないけない。何かしてあげなければいけないではなくて何かお手伝いしましょうかと思わなければならぬ、助けるのではなくて寄り添うのだ、とnever 集の様相でした。つまり同情してはならぬという根っこですね。可哀想と思ってはならぬ、と。こういう偽善欺瞞が罷り通るわけです。可哀想と思う心が湧くから人は優しくなれるのでしょうに。この順番をどうして否定しますかね。同情を蔑みとすり替えているからですね。とんでもない!こんなベタベタな似非博愛の強要は御免蒙りたいことです。
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