柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

ウソ

2007-02-15 08:41:06 | Weblog
八甲田山の事件、やはりこの名前でこの季節とくれば雪中行軍のあの映画思い出します。亡くなられたのは気の毒ですが、好きで行ったスキーの結果とあればやむなしですか。蓼食う虫も好きずきです。興味のないことには気持ちすら動きません。ううむ、敢えて危険を承知でスキーですか、と私は思います。
 くどい話で恐縮です、中村とローズと二人とも丸刈り姿で新聞に載っています。中村は金髪でしたよね(茶髪でしたか)、ローズは編み込みの長髪。ローズは近鉄時代あれだけ日本語喋っていたのに、巨人に入った途端喋れなくなって。どれもこれも威勢の良かった時代の事々。過去の栄光を捨ててのなりふり構わぬ姿に、あるいは好感を持たれる向きもいらっしゃいましょうか、私にはこの二人に染みついている驕り、人生に対する思い上がりしか見えません。
 例の関西TVの捏造事件、詳細が次々と明らかになっています、朝日新聞に載っています。よくある話ですが、この捏造過程で誰かが良心の呵責に耐えられず、事実の発覚を単純に怖れて上司に事実を言った、その上司がもみ消した、ちゃんとした対応しなかったという顛末です。自分が悪いんじゃないと言いたいんでしょうね、人というのはこんなもんです。私も悪うございました、でも私はこうこう言いました、と言い訳するわけです。潔く口を閉ざす、兵を語らないというのはまことに困難なことなのです。というか、その人に備わった資質なのです。この才覚のない者は(敢えて雑魚と言いましょう)自分はそんなに悪くないんですと言い訳するばかりです。こういう露出は聞きたくないですなぁ。その隣に小さなベタ記事です、TBSがくだんの失言大臣関連の報道で「不適切な編集」ものを放映した、それを当の大臣に謝罪したとのことです。おお、TBSよお前もか!。ですけど、TBSは元々の札付きですわ。古くはオーム事件(あの弁護士一家殺害の元を作ったビデオ漏洩事件)、近いところでは石原都知事発言の編集事件。筑紫哲也がTBSは死んだなんて大仰にポーズして、その後ものうのうとキャスター続けているのは周知の通り。ハハハ、です。新聞もTVも信じちゃダメですよ、どこでどんな編集しているかわかりません。となるとやはり生の声を聞かんといけません、生中継を聞くしかないですか。どれもこれもバラエティー番組づくりのノリなんでしょうね。あんなくだらない、低俗猥雑モノを見る気もないですが、阿久悠が新聞のエッセイで書いています「ウソを喜んでいる者が一番ウソに怒っている」と。そうなんです、こっちがもっと賢くならねばならないのです。そう思われませんか。
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