柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

すいきんちかもく?

2006-08-26 08:40:58 | Weblog
冥王星騒ぎ、いかがですか。あんなに興味のあることですかねぇ、私にないだけのことでしょうが。TVでアメリカの惑星覚えの語呂合わせを教えていて(日本でのすいきんちかもく・・です)「ママがピザを作ってくれる」といった文章なんだそうです。その最後の pizza が Pluto(冥王星)の p で、「次はママ、何を作ってくれるんでしょう?」なんて、レポーターはおしゃれにまとめていましたが、そんなことくらいのことですよねぇ。でも、朝日新聞笑いますよ「地球は君を忘れない」と社説で大見出しです。何だかこういうセンスにはついていけませんねぇ、ある時は正義漢ぶって大声を出す、ある時は黙まりを決め込む、そしてこんな赤ちゃん言葉でふにゃふにゃ言う。「地球のきょうだいとしての冥王星は、私たちの文化に深く根を下ろしている」「子供に聞かれて困る親も多いだろう」と続きます。なーにを言うとるか!?子供聞かれたらそのまま説明すればいいことです、世の中の基準はその時々で変わっていくものだ。もう一歩進めれば、世の中の決まり事なんぞは真実が元になるんじゃない、人の恣意によるのだと、教えてやればいいんです。何も困ることはありません。そして、きょうだいとやら仲間とやらの、べたべたした関係を無条件に礼賛する姿勢。いやですねぇ。もう一つ噛み付くと、「きょうだい」というひらがな表記です。日本語では古来「きょうだい」という言葉には兄弟と漢字を当ててきました。でも、この勢力にかかるときょうだいは男ばかりではない、姉妹もその混合もあるということを言いたいのでしょうが、何たる底浅い言葉狩りだこと。いちいち腹が立ちますか?姉妹の方々、きょうだいと言われることに、しまいと呼ばれぬ事に。男女平等の見地から、なんて小理屈言うんでしょうがこれまた馬鹿馬鹿しい。あなた達の上っ面ばかりの言葉狩りがどれだけ害毒をまき散らしているか。というか、それを是正できない方の責任も同じくらい大きいのですが。
 冥王星の話でした。今TVで、あほなインタービュアーが子供に「寂しい」とやら「なくならないでほしい」とやらの言葉を期待してマイクを向けたところ「なくなったら何か僕たちに悪いことが起こるんですか?」と応えた子がいました。すばらしい。いかにマスコミが大衆に媚び、大衆を愚弄し、大衆に迎合しているかです。些末なことは些末なことなんです。馬鹿馬鹿しいことです。どってんかいめいがどってんかいになるだけのこと、何にも変わりはしません。とほほ、ですね。
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