柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

類型

2015-07-14 08:26:31 | Weblog
殺人と死体解剖への欲求を満たす為友人を突然襲った快楽殺人、重度の共感性障害、特異な対象への過度の自閉症スペクトラム障害(発達障害)、しかし心神喪失心神耗弱ではない。佐世保の高一女子の友人殺人事件の家裁判決文です。字面はすごいことです。快楽殺人です。未だに殺人欲求は抱き続けているが、反省は見られる。自閉症という病気だけではこういう行為には至らず、環境的な要素の影響している。刑罰による抑止は効果がない、だから医療施設に送る。懲罰より治療だと。猫殺し、その解剖から始まって小学生時分の同級生への毒物混入事件、さらに実母の死亡と、矯正予防の機会が失われてきたこと、それを環境と表現しているそうで、もう一つは他の自閉症例への偏見を助長しないためという配慮もあるそうですこの物言いには。未だに殺人欲求を持ち続けているってのも不気味ですが、こういうヒトなんですね、こういう心なんですこの少女は。再犯の危険は大きいと認めていてだからしっかりと治療しろというわけです。更生矯正させるための少年法です、こいう結論に傾きますが、サイコパスは「治り」ません。治す治さないじゃないことですから。野に放つか否か。厳重な管理下に置くか否か。絶歌でひと儲けした少年Aとやらも同じでしょうが、こっちはもう放たれてますから。「内面」はわからぬまま。安易な少年法厳罰化に警鐘。新聞見出しです。専門家(精神科医)なれば心の内面がわかるという前提でしょうが、とんでもない。わかるもんですか。あれこれ小難しい単語を並べて類型化してるだけです。こんなのもいる、あんなのもいると言うてるだけです。何もわかってません。つまり治り(せ)ません。だから放すな。と思いますが、違うんでしょうねぇ人権屋さん達には。
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